NEDOが「CEATEC 2024」に出展、ポスト5G基盤の研究開発成果を体感

NEDOのCEATEC 2024ブースイメージ
NEDOのCEATEC 2024ブースイメージ全 1 枚

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、10月15日から18日まで幕張メッセで開催される「CEATEC 2024」に出展する。

NEDOは「デジタル社会の未来づくり」をテーマに、3つのカテゴリーで12のプロジェクトを紹介し、最先端技術の成果を体験型で展示する。

NEDOの展示は「AI&先端半導体」「次世代コンピュータ」「モビリティ&インフラ」の3カテゴリーで構成される。デジタル社会の基盤を支える先端半導体、量子コンピュータの進化、デジタル技術が実現する安全・安心なモビリティなど、NEDOの研究成果が生み出す未来像を来場者に体感してもらう内容となっている。

「モビリティ&インフラ」ゾーンでは、ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業の成果が展示される。ポスト5Gは超低遅延や多数同時接続といった機能が強化された次世代通信規格で、工場や自動車など多様な産業用途への活用が期待されている。

NEDOは、ポスト5Gで求められる性能を実現するために重要なシステムや半導体、エッジデバイスなどの関連技術を開発している。展示では、自動運転や次世代コネクティッドカーなど、未来のモビリティを支える最先端技術が紹介される。

また、5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業も紹介する。この事業では、5G等の無線通信技術とデジタル技術を活用し、柔軟・迅速な組換え・制御が可能な生産ラインや生産システムの構築を目指している。

展示では、MRグラスを装着しAIと対話しながらメンテナンスを体験できるデモが用意されている。これにより、工場の自律的かつ全体最適な稼働を可能にし、柔軟・迅速にサプライチェーンを維持するための「企業変革力」(ダイナミック・ケイパビリティ)強化を目指している。

NEDOのCEATEC 2024出展は、Society 5.0の実現に向けた最先端テクノロジー分野における取り組みと成果を広く知ってもらう機会となる。同時に、出展事業者のビジネスマッチングの創出も目的としており、産学官連携によるイノベーション推進の場として位置付けられる。

《森脇稔》

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