農地や建設現場でも活躍できる新型「除雪ドローン」発表、エバーブルーテクノロジーズ

エバーブルーテクノロジーズの除雪ドローン Fシリーズ
エバーブルーテクノロジーズの除雪ドローン Fシリーズ全 1 枚

ドローン技術で持続可能な社会を実現するエバーブルーテクノロジーズは、北海道滝川市に拠点を持つ六花重工との共同開発による小型・無人除雪機「除雪ドローン Fシリーズ」を発表した。15日に開幕した「ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024」のスタートアップブースで展示をおこなっている。

「除雪ドローン」は、エバーブルーテクノロジーズのGX(グリーントランスフォーメーション)への取り組みを象徴する製品ブランド。電動駆動システムにより、CO2排出を削減し、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。エネルギー効率が高く、環境負荷の少ない設計により、未来の除雪作業をエコフレンドリーにサポートする。

「除雪ドローン Fシリーズ」のローンチモデル「SRD/UGV-F11RC」は、専用コントローラーを使って遠隔操縦が可能。オペレーターは無人除雪機を目視でコントロールし、寒い冬の日でも快適な場所から除雪作業を行うことができる。従来の除雪機や手作業に比べ、身体的負担を軽減しつつ効率的な作業が可能となる。

また2025年6月に、自動除雪機能のアップグレードキットの発売を予定している。これを導入することで、遠隔操縦モデルに自動除雪機能を追加することが可能。エバーブルーテクノロジーズは水上ドローンの開発で培った6年の経験を活かし、2022年から無人自動除雪機の開発に着手。2024年には実証実験を行い、現場での実用性と信頼性を検証しているという。

また、「除雪ドローン Fシリーズ」はUGV(無人地上車両)としての特長を備え、除雪だけでなく建設現場や農地、林道など、多様な現場でも活躍することができる。アタッチメントを交換することで、建設作業や草刈りなどにも対応。悪路にも対応する優れた走行性能により、資材の運搬や整地作業などにも使用可能。オールシーズンでの利用が期待される。

想定価格は、除雪ドローン「SRD-F11RC」(遠隔操縦モデル、ブレード有)が税別98万円(先行予約特別価格88万円、限定100台)、小型無人建設機械「UGV-F11RC」(遠隔操縦モデル、ブレード無)が同95万円(先行予約特別価格85万円、限定100台)。

先行予約期間が2024年10月15日~11月30日、一般販売開始が2025年1月を予定している。

《レスポンス編集部》

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