走行距離で支払うマイカーリース「エンキロ」、グッドデザイン賞受賞

距離で支払うマイカーリース「エンキロ」
距離で支払うマイカーリース「エンキロ」全 3 枚

自動車販売やファイナンス分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むDRD4は、「距離で支払うマイカーリース エンキロ」が、2024年度グッドデザイン賞を受賞した、と発表した。

エンキロは、2023年9月に開始された新しいマイカーリースサービスだ。従来のマイカーリースと異なり、月額固定基本料金と走行距離1kmあたりの距離料金を組み合わせた料金体系を採用している。

一般的なマイカーリースでは、契約期間中の最大走行距離を想定し、月間1000km~1500kmの平均的な設定走行距離を基に料金が設定される。しかし、日本自動車工業会の調査によると、実際の月間平均走行距離は370kmにとどまる。

エンキロは、この実態に着目し、リース期間中の走行距離を最小限に想定して割安な月額基本料金を算出。これに加え、毎月の実際の走行距離に応じた距離料金を請求することで、車の使用頻度に合わせた柔軟な支払いを可能にした。

このサービスは、週末中心の利用や近場での「ちょい乗り」が多い個人客、稼働に応じたコスト削減を図りたいレンタカー事業者、比較的近場利用が多い法人向け社用車など、様々なニーズに対応している。

審査委員からは、「カーリースに距離料金を組み合わせ、走行距離によって月々の支払額が変動するアイデアが非常に興味深い」との評価を得た。また、お気に入りの車を手に入れたいが頻繁には使わない層をターゲットにしている点や、わかりやすいWEBサイト、オリジナルプランを作成する楽しさの提供なども高く評価された。

DRD4は、エンキロのサービス提供を皮切りに、今後も自動車販売・ファイナンス領域を中心として様々な提案を行っていく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る