航続483kmの新型EV『Q』、中国スカイウェルが発表…パリモーターショー2024

スカイウェルの新型ハッチバックEVの『Q』
スカイウェルの新型ハッチバックEVの『Q』全 3 枚

中国の新興EVメーカー、スカイウェルはパリモーターショー2024において、新型ハッチバックEVの『Q』を世界初公開した。

【画像全3枚】

同社にとって初めて欧州で発表される車種となり、欧州市場への本格参入を示唆している。

スカイウェルQは、同社の特徴である高い耐久性と先進技術を組み合わせたモデルだ。大型の「スカイルーフ」、15.6インチのタッチスクリーンディスプレイ、360度パノラマパーキングカメラなど、豊富な装備が特徴となっている。

パワートレインには2種類のバッテリーオプションが用意され、大容量バッテリーモデルでは300マイル(約483km)以上の航続離を実現。急速充電では10%から80%まで約20分で充電可能だ。150kWのモーターを搭載し、0-100km/h加速は3.9秒と俊敏な走りを実現している。

車体サイズは全長4297×全幅1836×全高1536mmで、Cセグメントファミリーカーに位置づけられる。スリークでエネルギッシュなデザインは、低いプロファイル、ダイナミックなフロントLEDライトバー、18インチアルミホイールによって強調されている。

インテリアは実用性を重視しつつ、大型スカイルーフや128色のアンビエント照明、オレンジのアクセントカラーなどで個性的な空間を演出。インフォテインメントシステムには、ドイツ製Metzサウンドシステム(8スピーカー)やワイヤレススマートフォン接続機能、後部座席用タッチスクリーンディスプレイなどが搭載される。

安全性と快適性を高めるADAS(先進運転支援システム)も充実しており、インテリジェントクルーズアシスト、自動緊急ブレーキシステム、レーンキープアシスト、インテリジェントスピードアシストなどが装備される。

スカイウェルQの英国での発売は2025年第3四半期を予定。価格は競争力のある水準に設定される見込みだ。長期保証も付帯し、7年または10万マイル(約16万km)の車両保証に加え、バッテリーには8年または15.5万マイル(約25万km)の保証が付く。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  3. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る