『ゲレンデ』はクラシック・メルセデスな内装に乗用車的な上質感が光る【懐かしのカーカタログ】

メルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログ
メルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログ全 8 枚

『Gクラス』ではなく『ゲレンデヴァーゲン』と聞くと「ああ懐かしい」と感じる人も少なくないはず。もともとはオーストリアのシュタイア・プフ社と共同開発されたものを民生用のオフロード車としたのが、今でいうGクラスだった。

メルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログ

手元にあるヤナセの中古車のカタログに載っている最初のモデルは1988年の「230GE」。ただしそれ以前から少数台数の扱いで輸入されていた。

メルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログメルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログ

一方で写真でご紹介しているのは1990年のカタログ。「プレディカート」の名が与えられたこの年のモデルは4気筒・2397ccのガソリンエンジン(120ps/19.6kgm)を搭載。ボディタイプはホイールベース2400mm、全長4110mmのショートボディと、ホイールベース2850mm、全長4560mmのロングボディの2タイプを設定。ボディカラーはブルーブラックとノーティカルブルーの2色を用意した。

メルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログメルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログ

インテリアは基本デザインこそ今見るとオーセンティックで、ステアリングホイールのデザインもクラシックなメルセデスベンツのそれ。ただしウォールナット仕上げのインパネなど、乗用車的な上質感が与えられ、スタッガード・パターンのシフトレバー後方には、トランスファー、デフロックの操作系を配置。チェック柄のファブリックが張られたシートも乗用車的で、ロングボディはラゲッジスペースに折り畳み式のシートを備え、7名乗車としていた。

メルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログメルセデスベンツ ゲレンデヴァーゲン(Gクラス)1990年当時のカタログ

ハイコンストラクション型と呼んだ、いわゆる梯子型フレームに8個の大容量ブッシュを介してボディを架装する構造も採用。サスペンションは前後リジットのコイルスプリング式。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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