<新連載>[音を良くするコツをプロが指南]スマホで音楽を聴くのなら、“音の良い接続法”を試すベシ!

“モービルサウンドテクノロジー(東京都・日の出町)”が製作したオーディオカー(ルノー・メガーヌRS)。
“モービルサウンドテクノロジー(東京都・日の出町)”が製作したオーディオカー(ルノー・メガーヌRS)。全 4 枚

音楽好きなドライバーは多くいる。当連載では、その音楽をもっと良い音で楽しむためのコツやテクニックを、全国の有名カーオーディオ・プロショップに訊き、紹介している。今回は東京都日の出町の人気店『モービルサウンドテクノロジー』の小川さんに話を訊いた。

【画像全4枚】

◆老舗のハイレゾ・ストリーミングサービスが、満を持して日本上陸!

『モービルサウンドテクノロジー』の小川さんには、スマホで音楽を聴く場合の“より高音質で楽しむ方法”を教えてもらった。

「ところでこの10月24日から、老舗のハイレゾ・ストリーミングサービス『Qobuz(コバズ)』が日本でも利用できるようになりました。これまで日本で使えるハイレゾクオリティが確保された音楽ストリーミングサービスは、『Amazon Music』と2021年からそれに続いた『Apple Music』の2つだけでしたが、いよいよ3つ目の選択肢が加わりました。

というわけでまずは、今お使いのストリーミングサービスとは別のサービスを試してみるのも面白いと思います。音が良くなったと感じられたら、音楽を聴くのがもっと楽しくなるはずです」

◆スマホの設定によって、みすみす音を悪くしている場合がある!?

「なお音楽ストリーミングアプリを使っている場合には、スマホの設定を見直すことも重要です。高音質に対応したアプリを使用していても設定がデフォルトのままだと高音質で再生できていないこともあるからです。通信量をセーブするための設定になっていると高音質で再生できていません。

そして高音質タイプのストリーミングサービスを活用している場合は特に、スマホをどう繋ぐかによっても音質が変化します。多くの方はBluetooth接続をされていると思いますが、違う繋ぎ方を試すと音が良くなることも有り得ます。

まずスマホがハイグレードタイプであるならヘッドフォン端子から出力される音楽信号が良質ですので、ピンケーブルを使ってメインユニットのAUX端子にアナログ接続してみると、音が良くなるかもしれません。そうすると車両機器側での曲送り等の操作を行えなくなりますが、音的にはアドバンテージを発揮することがあるんです。

または、ポータブルヘッドフォンアンプ(ポタアン)を使ってみても面白いと思います」

◆いろいろと試して、音の変化を楽しむベシ!

「ポタアンは、1万5000円とか2万円くらいのモデルが良いでしょうか。車載用ではないので高温になる場所には置かない等、注意して使う必要がありますが、スマホの音楽信号をより高音質なアナログ信号に変換できます。

そして愛用のメインユニットがApple CarPlayとandroidautoに対応している場合には、USB接続も試してみましょう。USBケーブルにてCarPlay接続をする場合には音楽信号はデジタル転送されますから、一般的なBluetooth接続よりも理論的にも聴感的にも音が良くなります。

なおCarPlay接続では、アプリの表示をそのまま車載機のモニターに映し出せて選曲等もモニター上にて行えますので、操作性も上がります。

あとは、お使いのスマホが高音質なBluetoothコーデックである『LDAC(エルダック)』に対応していたら、それに対応したメインユニットに交換するという作戦も浮上します。

とにもかくにも、いろいろと試してみていただきたいですね。音の違いが感じられると面白いですよ。

お近くでしたらお気軽にお越しください。具体的なアドバイスをさまざまさせていただきます。お待ちしています」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. ブルーインパルス、世界陸上東京大会で展示飛行へ 9月13日
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. 幻の「黒いカタナ」がサプライズ公開! 市販化の可能性は…? スズキ「カタナミーティング2025」次期モデルの展望も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る