28日の日経平均株価は前週末比691円61銭高の3万8605円53銭と大幅反発。朝方は続落して始まったが、売り一巡後は為替円安や米ハイテク株高を受け、買いが優勢な展開に転じた。
27日投開票の衆院選で与党が215議席と過半数を割り込み、政局不安による株安を警戒する声も聞かれたが、市場では「先週末の段階で与党の過半数割れを織り込んでいた」との見方が支配的だった。
先週末のニューヨークダウは259ドル安の4万2114ドルと5日続落。米長期金利の上昇が重しとなり、主力株に売りが先行した。ハイテク株主体の米ナスダック市場は2日続伸。電気自動車(EV)のテスラは3.34%高。