アメリカンV8の名車プリムスを「エレクトロモッド」化、335馬力&航続400km超のEVに…SEMAショー2024

プリムス GTX エレクトロモッドコンセプト
プリムス GTX エレクトロモッドコンセプト全 6 枚

ステランティスは11月5日(日本時間11月6日未明)、米国で開幕するSEMAショー2024において、プリムス『GTXエレクトロモッドコンセプト』を初公開する。

1967年の名車、初代プリムス『GTX』をフルレストアしたうえで、V8パワートレインをEV化したコンセプトカーだ。EVへの変換キットの可能性を示すもの。このコンセプトカーは、クラシックカーや現代の車両をEVに変換するためのモパーブランドの「e-Crate」システムの未来を垣間見せるという。

外観はフロストバイトブルーの塗装と低く構えた姿勢が特徴で、リアホイールの開口部を広げたデザインが現代的な印象を与える。ボディーカラーに合わせたバンパーやサテンブラックで塗装された外装トリムが、モダンな外観を強調している。カーボンファイバー製のフードやフロントスプリッター、リアスポイラーなどのカスタムパーツが、クラシックなムードを保ちながらも現代的なアプローチを見せる。

プリムス GTX エレクトロモッドコンセプトプリムス GTX エレクトロモッドコンセプト

足元には、18×9インチのBTGヴィンテージブロンズ鍛造マグネシウムホイールとピレリP-ZEROタイヤを装備し、ウィルウッド製ディスクブレーキで強化された。電動ドライブモジュール(EDM)は400ボルト、250キロワットの出力を持ち、335hpを発揮する。航続距離は402kmとされている。

バッテリーは384個のリチウムイオンセルで構成され、総容量は73kWh。バッテリーパックは4つに分かれ、3つはトランクに、1つはエンジンルームに配置されている。これにより、重量配分が最適化されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る