電気自動車の性能向上へ、三菱電機、新型パワー半導体を発表

xEV用SiC-MOSFETを製造したウエハ(左)とサンプル提供を開始するチップ(右)(イメージ)
xEV用SiC-MOSFETを製造したウエハ(左)とサンプル提供を開始するチップ(右)(イメージ)全 1 枚

三菱電機は11月14日から、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの電動車(xEV)向けSiC-MOSFETチップのサンプル提供を開始すると発表した。同社として初めて、標準仕様のパワー半導体チップを市場に供給する。

この新型チップは、三菱電機独自の構造を採用したトレンチ型SiC-MOSFETを使用している。従来のプレーナー型と比較して電力損失を約50%低減し、xEVの航続距離延長や電費改善に貢献する。また、独自のゲート酸化膜製法などの製造プロセス技術により、長期使用における品質の安定性を実現している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  5. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る