ミネベアミツミグループのエイブリックは11月12日、車載用3~6セルバッテリー監視IC「S-19193シリーズ」の販売を開始した。この新製品は、EVやeバイクなどの車載用バッテリー管理システム(BMS)向けに開発された。
自動車の電動化が進む中、バッテリーの安全性確保はますます重要になっている。従来のBMSでは、故障時に車両を停止させる「フェイルセーフ」の考え方が主流だった。しかし自動運転技術の進化に伴い、故障時でも運転を継続できる「フェイルオペレーショナル」や、機能を低下させて動作を続ける「フェイルデグレーデッド」の考え方が重要性を増している。