キアの新型電動SUV『EV3』、2025年欧州カーオブザイヤー最終選考に

キアEV3
キアEV3全 5 枚

ヒョンデ傘下のキアは、新型電動SUV『EV3』が、欧州自動車業界で最も権威ある賞のひとつ「2025年欧州ーオブザイヤー」の最終選考に選出されたと発表した。

23か国60人の審査員によって選ばれた7台のファイナリストの1台となり、キアブランドにとって4年連続のファイナリスト入りとなる快挙を達成した。

EV3は、WLTPサイクルで最大605kmという同クラス最長の航続距離を誇る。400V急速充電技術を搭載し、バッテリー残量10%から80%まで29分で充電可能。さらに15分の充電で202kmの走行が可能となり、クラス最高レベルの効率性を実現している。

キアEV3キアEV3

充電インフラ面では、キアの専用ネットワーク「キアチャージ」を利用可能。欧州28か国で80万か所以上の充電ポイントにアクセスできる。

デザイン面では、キアの「Opposites United(対立の調和)」哲学に基づき、現代性と自然の調和を追求。4.30mの全長と2.68mのホイールベースにより、広々とした室内空間を実現。460Lのトランクに加え、25Lのフロントトランクも備える。

キア・ヨーロッパのマーク・ヘドリッヒCEOは「過去8回のカーオブザイヤーで6回もファイナリストに選ばれ、専用EVで受賞までした唯一のブランドであることを誇りに思う」とコメント。「多様なライフスタイルに適応する汎用性と手頃な価格を兼ね備えたEV3は、家庭の主力車になり得ることの証明だ」と自信を示した。

2025年カーオブザイヤーの最終結果は、2025年1月10日にブリュッセルモーターショーで発表される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る