ほぼメンテナンスフリーのブレーキ、メルセデスベンツがEV向けに開発中

メルセデスベンツが開発を進めるEV向けの「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」
メルセデスベンツが開発を進めるEV向けの「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」全 8 枚

メルセデスベンツは、次世代EV向けに新型ブレーキ「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」を開発していると発表した。従来のホイール内に設置される機械式ブレーキとは異なり、新しいブレーキは電動駆動ユニットに統合され、前後のアクスルに配置される。

非常にコンパクトでありながら、摩耗が少なく、錆びず、ほぼメンテナンスフリーであることが確認されているという。これにより、耐久性と信頼性が大幅に向上する見通しだ。

さらに、この新型ブレーキは大気中への微粒子排出を防ぎ、ブレーキ音やブレーキ掃除の必要性をなくす可能性がある。ブレーキ効果は容易に制御でき、重負荷時でも性能が低下しないことが特徴だ。

メルセデスベンツが開発を進めるEV向けの「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」メルセデスベンツが開発を進めるEV向けの「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」

この革新的な設計は、ホイールとタイヤの組み合わせを大幅に軽量化し、非ばね質量を低減することで、走行特性を向上させる。また、ブレーキ冷却のための開口部が不要となるため、完全に閉じたホイールを可能にし、空力性能を最適化することができる。

この技術は、電動車両の未来を大きく変える可能性を秘めているという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る