トヨタ、認知症の人の自由な移動を支援するデバイス「ツギココ」開発中

トヨタが認知症患者の自由な移動を支援するデバイス「ツギココ」開発中
トヨタが認知症患者の自由な移動を支援するデバイス「ツギココ」開発中全 1 枚

トヨタ自動車は、認知症に関する機器が「家族の負担軽減」を目的とするものが多い中、本人の自由な移動をサポートするデバイス「ツギココ」を開発していると発表した。

これは腕時計型のウェアラブルデバイスで、事前にルート設定すればワンタッチで案内を開始する。ナビ画面はシンプルな矢印で、曲がり角に近づくと振動と音声で知らせる。全国の100人以上の当事者に実証実験に協力を得て、発売に向けてアップデートを繰り返している

アルツハイマー型認知症を「聞いたことがある」と答えた人は87.8%だが、症状を「よく理解している」と答えた人は6.1%に過ぎない。認知症と診断された家族や親族がいる人でも「よく理解している」は14%にとどまる。社会参画が認知症の進行を遅らせることに有効とされるが、理解不足から外出を禁止したり、財布を持たせないようにするなど、本人の意思とは関係なく管理や制限が行われる実態がある。

多くの人が「認知症の人が一人でお出かけすることは危険」と感じているが、実際には認知症と診断された6割以上の人が「誰かが注意すればひとりで生活できる」というデータもある。

トヨタの取り組みは、認知症の誤解を解き、社会参画を促進することで、誰もが安心してお出かけを楽しめる社会の実現を目指している。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  2. スズキ初の軽EV『eスカイ』発売へ、その使命とは…開発責任者「アルトのように“時代に残る”1台に」
  3. メルセデスAMG『CLA 45』新型、ニュルでセグメント最速タイムを記録…3モーターで680馬力
  4. 三菱重工、小型電動ターボを活用…窒素冷媒の超低温ブライン冷凍機を2027年発売へ
  5. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  4. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
  5. スズキ初の軽EV『eスカイ』発売へ、その使命とは…開発責任者「アルトのように“時代に残る”1台に」
ランキングをもっと見る