住友ゴム、タイヤ騒音予測の精度を大幅向上…新シミュレーション手法を開発

路面吸音特性による音圧レベル変化のイメージ
路面吸音特性による音圧レベル変化のイメージ全 1 枚

住友ゴム工業は12月4日、実際の路面でのタイヤ騒音をこれまでより高精度かつ短期間で予測できるシミュレーション手法を新たに開発したと発表した。

この新手法では、路面の凹凸によるタイヤへの振動入力と路面の吸音特性を考慮することで、特定のタイヤにおいて実測値と予測値の誤差を約1%に抑えることに成功した。これにより、予測精度が大幅に向上し、より静粛性能の高いタイヤ開発が可能になる。

また、従来約1か月を要していた計算期間を約1週間に短縮できた点も大きな成果だ。これにより、開発工数の削減による納期短縮や、試作の削減による省資源化が期待できる。

住友ゴムは、この新手法を活用し、高機能タイヤや車両のモデルベース開発など、多様なユーザーニーズに迅速に対応するとともに、地球環境に優しいタイヤ開発を進めていく。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 漆黒のディフェンダー登場、最強の『OCTA』がブラック仕上げで存在感強化
  2. 世界最強の2Lターボ、最終モデル発表に驚きと嘆きの声「これが最後のAMG45系か…」
  3. フィアット『500ハイブリッド』、イタリア・トリノで11月から生産へ
  4. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る