住友ゴム、タイヤ騒音予測の精度を大幅向上…新シミュレーション手法を開発

路面吸音特性による音圧レベル変化のイメージ
路面吸音特性による音圧レベル変化のイメージ全 1 枚

住友ゴム工業は12月4日、実際の路面でのタイヤ騒音をこれまでより高精度かつ短期間で予測できるシミュレーション手法を新たに開発したと発表した。

この新手法では、路面の凹凸によるタイヤへの振動入力と路面の吸音特性を考慮することで、特定のタイヤにおいて実測値と予測値の誤差を約1%に抑えることに成功した。これにより、予測精度が大幅に向上し、より静粛性能の高いタイヤ開発が可能になる。

また、従来約1か月を要していた計算期間を約1週間に短縮できた点も大きな成果だ。これにより、開発工数の削減による納期短縮や、試作の削減による省資源化が期待できる。

住友ゴムは、この新手法を活用し、高機能タイヤや車両のモデルベース開発など、多様なユーザーニーズに迅速に対応するとともに、地球環境に優しいタイヤ開発を進めていく。


《森脇稔》

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