全国初、「レベル4」の自動運転の路線バス、伊予鉄グループが松山市で運行[新聞ウォッチ]

愛媛県の松山市内で営業運行を始める自動運転「レベル4」の路線バス
愛媛県の松山市内で営業運行を始める自動運転「レベル4」の路線バス全 1 枚

特定の条件下で無人による完全自動運転ができる「レベル4」の路線バスが、愛媛県の松山市内で営業運行を始めるという。

伊予鉄グループ傘下の伊予鉄バスが、市内にある伊予鉄道の高浜駅と松山観光港を結ぶ約800メートルの一般道の区間で電気自動車(EV)バスを12月25日から毎日運行を開始するもので、きょうの産経などが「路線バスとしてレベル4の営業運行は全国で初めて」などと取り上げている。

記事によると、自動運転システムの実用化に取り組むソフトバンク子会社のBOLDLY(ボードリー)と連携。完全キャッシュレス決済にも対応し、車両は商用EV開発を手がけるEVモーターズ・ジャパン(北九州市)の乗客12人乗りEVバスを使用し、高浜駅と松山観光港間の往復約60本のうち、大半をレベル4の自動運転で運行するという。

また、万が一の事態に備え、バスを運転できる大型2種免許を持つ保安員が乗車するほか、専用のシステムで最寄りの営業所から遠隔監視するとも伝えている。無人運転できるレベル4でも、安全運行には人の手を借りなければ難しいようで、まだまだ運転手不足の解消にはならないレベルのようだ。

2024年12月10日付

●ダイハツ 近江牛から、車づくりにフン闘、ガスでアルミ鋳造めざす(朝日・7面)

●列車輪軸不正で副社長をけん責、JR東(毎日・22面)

●オリックス社長に高橋氏、来月、14年ぶり交代(産経・10面)

●BMW27車種1万台リコール(産経・22面)

●自動運転の路線バス運行へ(産経・22面)

●電動ボード無法、首都高進入も、街中では車道中央走行、事業優先のツケ?安全確保へ業界は実効策を (東京・18面)

●JR東、改札不要で乗車、スイカ位置情報利用、送金機能も (日経・1面)

●トヨタ、フィリピン戦略車、往年の名車「タマラオ」復活 (日経・12面)

●端材から車用ガラス素材、日本板硝子、26年発売めざす (日経・14面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る