追加センサー不要のタイヤグリップインディケーター…NIRA Dynamicsがオートモーティブソフトウェアエキスポで展示

CAN上のデータを解析し、路面状況やタイヤグリップを計測したデータを可視化したもの
CAN上のデータを解析し、路面状況やタイヤグリップを計測したデータを可視化したもの全 4 枚

EdgeTech+ 2024の特別企画「オートモーティブソフトウェアエキスポ」でNIRA Dynamics(ナイラダイナミクス)が、ソフトウェアによる路面ミューの検知技術を展示していた。この技術は、オートモーティブソフトウェアアワードで優秀賞を獲得した。

NIRA Dyamicsは、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)を手掛けるスウェーデンの企業。ホイール内側やバルブにセンサーを取り付けてエアを測るのではなく、CANなど車載ネットワーク上のデータだけで計測できる技術を持っているのが特徴だ。

専用のバルブやセンサーを増設することなく、ECUに組み込んだソフトウェアで空気圧を測定できる。この技術の応用でホイールナットのゆるみを検知するシステムも実用化している。

アワードを受賞したタイヤグリップインディケーターは、路面のミューやタイヤのグリップ状態をリアルタイムで計測できるシステム。特別なセンサーの追加なしで路面のミュー、タイヤのスリップ率などがわかる。他にも路面の凹凸の具合、舗装の状態、積雪や冠水の状態なども予測可能だ。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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