大林組、国内初の20t級バッテリー式油圧ショベル導入…建設現場でCO2削減へ

大林組が国内初の20t級バッテリー式油圧ショベルを建設現場に導入
大林組が国内初の20t級バッテリー式油圧ショベルを建設現場に導入全 2 枚

大手建設会社の大林組は、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、国内で初めて20t級のバッテリー式油圧ショベルを建設現場に導入した。

この革新的な建設機械は、従来の軽油を燃料とする機械と比較して、CO2排出量を大幅に削減することが可能となる。

大林組は、脱炭素化に向けた施策の一つとしてGX建設機械の普及促進を図っている。しかし、山間部などの商用電源が確保できない建設現場では、GX建設機械の充電に発電機を調達する必要があり、その発電には一般的に軽油が使用されることから、充電時のCO2排出が課題となっていた。

今回、首都圏のトンネル建設現場に導入された20t級のバッテリー式油圧ショベルは、100%バイオディーゼル燃料(B100燃料)専用のエンジン発電機を使用して充電を行う。10時間の充電で約4.5時間連続して稼働させることができ、軽油を燃料とする従来機と比較して、施工時のCO2排出量を約220kg/日台、年間で約53t削減できることが確認された。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. RAYSからコスパ最強シリーズ「RSS」が爆誕!“各車種専用設計”でもうホイール選びは迷わない、冬も夏も即戦力だPR
  4. BMW『X5』次期型のデザインが判明! トヨタと共同開発の水素エンジンなど搭載
  5. デザインを4割が評価、読者の感情:スズキ『クロスビー』改良新型…価格上昇に戸惑いも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る