シュテルン品川が『調音施工スタジオ』に参画…新車ディーラーが考えた顧客満足を高める未来の展望を聞く

シュテルン品川が『調音施工スタジオ』に参画…新車ディーラーが考えた顧客満足を高める未来の展望を聞く
シュテルン品川が『調音施工スタジオ』に参画…新車ディーラーが考えた顧客満足を高める未来の展望を聞く全 9 枚

ドライブ中に、人の耳は実に多種多様な音を聞いている。その中には心地いい音も不快な音もあり、人によって感じ方や好みが違うため、同じ車種でもそれぞれに悩みやこだわりが異なっている。

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そんな「音」に関する悩みをひとりひとりの要望に合わせて解決するという、新たなサービスプログラムが「調音施工」。ハイエンドカーオーディオの専門メーカーとして、世界の名だたるプレミアムブランドに認められている「BEWITH」が提供しており、とくに「ロードノイズ」と「エンジンルームからの透過音」に大きな効果を発揮する。

BEWITHがクルマという特殊な環境下で最高の音を届けることに成功しているように、調音施工もまた、人が感じる静けさの“質”を整えることで、耳に心地よい音だけに包まれる空間を創るプログラムというと、イメージしやすいのではないだろうか。

◆専門ショップでの実績を積み重ねて遂に正規ディーラーでの施工を開始

これまで調音施工は専門ショップでのサービスを行っていたが、正規ディーラーとして初めて、メルセデスベンツやAMG、マイバッハを扱うシュテルン品川でのサービスがスタートした。以前からBEWITHを扱っていたことから、調音施工にも関心があったというが、取扱いを決めた経緯や今後期待することなど、実際に店舗を訪ねてお話を伺ってみた。

アフターセールス部 カスタマー課 荻島正貴課長アフターセールス部 カスタマー課 荻島正貴課長

「私どもが扱うモデルは静粛性の高さにも自信を持っていますが、やはりお客様の好みや感じ方がそれぞれですので、もっと静かにしたいといったご要望をいただくことがありました。とくに、BEVやPHEVといった電動化モデルが増えてくると、室内は静かなのですがロードノイズや風切り音が気になってしまうこともあり、そうしたご要望は高まっていると感じます」(アフターセールス部 カスタマー課 荻島正貴課長)

またディーゼルエンジン独特の音は年々改善されているものの、やはり少しでもエンジン音を小さくしたいという要望が多いという。そのほか、いいオーディオでいい音を楽しみたい、というユーザーが増えていることもあり、シュテルン品川ではそうした要望に応えるため、取り扱いを検討。まずは自分たちで調音施工を体験してみるところからスタートした。

シュテルン品川 技術部 牧野克哉さんシュテルン品川 技術部 牧野克哉さん

「弊社のE220dやCLA200dといったデモカーに調音施工を行い、検証しました。どちらもエンジンを始動させたところから違いを実感し、走り出すと明らかな静かさ、落ち着きといった変化が感じられました。BEWITHのデモカーでEQS、EQEといったBEVや、E220dステーションワゴンでもその効果を実感したことで、これはお客様にぜひお薦めしたいと前向きに検討を進めました」(技術部 牧野克哉さん)

実際に効果があることを体感し、メルセデスベンツと調音施工の親和性が高いことは確認できたが、オーディオなど目にみえる製品の提供とは違って、最終的に外からは見えなくなってしまう部分への施工となる調音施工。これを正規ディーラーで取り扱うにあたり、配慮する点や課題などはあるのだろうか。

アフターセールス部 カスタマー課 鈴木伸輔さんアフターセールス部 カスタマー課 鈴木伸輔さん

「やはり、お客様ひとりひとりのご要望と、おクルマの状態をしっかり見させていただいた上で、どこまでをお望みなのか、どこまで提供できるのか、といったコミュニケーションを丁寧にさせていただいて、お客様に寄り添った施工をすることが大切だと考えます。最初に、効果を保証するものではないということや、剥がすことができないことなど、デメリットと思われるものはちゃんとお伝えした上で、それでもやってみようかとご希望されるお客様に、解決策の1つの選択肢としてご提案したいと思っています。弊社は旧車からスーパーカー、ハイパーカーといったモデルの入庫もございますので、音を消したいというだけでなく、お客様が心地いい、聴きたいと思う音をよりよく聴かせてあげる、という方向性もあるのかなと考えています」(アフターセールス部 カスタマー課 鈴木伸輔さん)

確かに、AMGモデルのようなスポーツタイプのモデルでは、聴きたい音と消したい音がはっきりしていることが多い。調音施工なら、ロードノイズを低減することにより、相対的にエンジン音や排気音が際立ってさらにいい音になるという効果も期待できる。ここでも、クルマの音を知り尽くしたBEWITHが開発したプログラムだということが、信頼につながるのではないだろうか。

◆お客様の要望を満たせると判断してから施工実施へと進んでいく

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気になるのは、どんな年式でも車種でも調音施工が受けられるのかというところ。

「すべての年式、車種にご提供できるとは断言できないのですが、できる限りお客様のご要望にはお応えしたいと思っておりますので、やはり一度、おクルマの状態を見せていただいて、メカニックとも相談しながら、できるかできないか、またどこまでできそうなのか、お客様にお伝えしたいと考えています」(鈴木さん)

シュテルン品川で調音施工の取り扱いがスタートしたという反響は大きく、すでに多くの問い合わせをもらっているという。

「これまで、調音施工に興味はあったものの、専門店に預けるのは少し抵抗があった、いつものディーラーでできるならやってみたいという声や、車検・点検での入庫のついでに頼めるなら助かる、といった声をいただいています」(荻島さん)

BEWITHが提供するプログラムであるという信頼に加え、メルセデス・ベンツを知り尽くした正規ディーラーでの施工なら安心して任せられるという二重の信頼と、どうせ入庫するならやってみようという手軽さが、関心の高さにつながっているようだ。

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現時点での課題としては、施工時間が長くなることが挙がっている。シュテルン品川は日本でも屈指の広大な整備スペースを持っているが、オーダーメイドといっても過言ではない施工となり、車種や要望によって施工範囲もさまざまとなるため、あまり希望者が殺到してしまうと入庫待ちとなることもあるかもしれない。当面は、基本的に2泊3日の入庫をお願いし、施工後は2年保証をつける予定となっている。もし興味があれば、スケジュールに余裕をみて問い合わせをしてみるのがおすすめだ。

シュテルン品川では今後、実際に調音施工を体感できるデモカーを用意したり、目安となる価格表を作成をしたりと施工環境を整えながら、より多くの人たちに知ってもらうためのDMやイベント等を計画しているという。一流カーオーディオメーカーBEWITHと、一流自動車ブランドのメルセデス・ベンツ正規ディーラーがタッグを組んだことで、調音施工は「音」を新たな段階へと引き上げ、ドライブをさらに豊かな時間にしてくれるはずだ。

《まるも亜希子》

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