ローム、自動運転向け高速通信に対応したTVSダイオード開発

ロームが自動運転の進展に伴い需要が増大する高速車載通信システム向けに、CAN FD対応の双方向TVSダイオード「ESDCANxxシリーズ」を開発
ロームが自動運転の進展に伴い需要が増大する高速車載通信システム向けに、CAN FD対応の双方向TVSダイオード「ESDCANxxシリーズ」を開発全 1 枚

ロームは、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の進展に伴い需要が増大する高速車載通信システム向けに、CAN FD対応の双方向TVSダイオード「ESDCANxxシリーズ」を開発したと発表した。

CAN FDは、車内のECU(電子制御ユニット)間でリアルタイムかつ安全なデータの送受信に不可欠な通信技術だ。新製品は、CAN FDなどの高速通信において伝達信号を劣化させることなく、サージや静電気放電(ESD)からECUなどの電子機器を保護することで、高品質な車載通信を実現する。

「ESDCANxxシリーズ」は、SOT-23とDFN1010の2種類のパッケージで、それぞれ24Vおよび27Vのスタンドオフ電圧に対応している。素子構造の最適化により端子間容量を最大3.5pFまで低減し、高速通信時における信号劣化を防止。高いサージ耐性も実現しており、車載環境における電子機器の保護性能を大幅に向上させている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る