トヨタ『C-HR』、欧州販売100万台達成へ…日本にない2代目には初のPHEV設定

トヨタC-HR新型(欧州仕様)
トヨタC-HR新型(欧州仕様)全 8 枚

トヨタ自動車は、コンパクトSUV『C-HR』の欧州市場における販売台数が年内に100万台に達すると発表した。

2016年に発売されたC-HRは、トヨタにとって画期的なモデルとなった。斬新なデザインと走行性能、高品質な仕上がりにより、スタイルを重視する新たな顧客層を獲得することに成功した。欧州のコンパクトSUVセグメントにおいて、スポーツクーペを思わせる大胆で鋭角的なデザインで新たな基準を打ち立てた。

この独特な外観は、欧州におけるトヨタのブランドイメージを大きく向上させた。購入者の半数以上が車のスタイリングを主な購入理由に挙げており、C-HRはトヨタ車を初めて購入する顧客を最も多く獲得したモデルとなっている。

2世代にわたり、C-HRは強い販売実績を維持し続けている。最新の第2世代モデルは、欧州のトヨタ技術センターで設計・開発され、現地生産されている。これにより、欧州の顧客とのつながりをさらに強化している。

トヨタC-HR新型(欧州仕様)トヨタC-HR新型(欧州仕様)

新型C-HRには、初めてプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが追加された。これにより、トヨタのPHEV販売台数は前年比93%増加した。PHEVモデルは、1回の充電で最大66kmのEV走行が可能で、市街地では約100kmの走行が可能となっている。

さらに、3種類のハイブリッド電気パワートレインも用意されている。これらは、トヨタの最新の第5世代ハイブリッド技術を採用しており、カーボンニュートラルへの多様な技術アプローチを示している。

C-HRは、リサイクル材料の使用や先進技術の導入により、環境負荷の低減にも取り組んでいる。車両重量の削減や生産時のCO2排出量削減など、道路走行時以外でも効率化を図っている。

トヨタC-HRの成功は、革新的なデザインと環境性能の両立、そして欧州市場に特化した戦略が功を奏した結果といえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る