次世代緊急通報システム開発へ、車両データ活用で救急対応時間を短縮…米カルマ・オートモーティブ

カルマ・レヴェーロ 改良新型
カルマ・レヴェーロ 改良新型全 2 枚

カルマ・オートモーティブは、米国における次世代の緊急通報システムの開発プロジェクトに参加すると発表した。

このプロジェクトは、コネクテッド・ビークル・システムズ・アライアンス(COVESA)、カリフォルニア大学リバーサイド校、ROADMEDIC.AIとの共同で進められる。

プロジェクトの目的は、車両のデータをリアルタイムで消防隊などに直接送信する技術を開発し、緊急対応時間の短縮と対応者の準備向上を図ることである。国立衛生研究所(NIH)の報告によると、救急対応時間が1分遅れるごとに死亡率が2.6%上昇するという。

現在の緊急通報システムは、主に通報者からの情報に依存しており、テレマティクスシステムを通じてメーカーのコールセンターに送信されるデータで補完されている。しかし、この方法では遅延や不整合が生じ、迅速な緊急対応の妨げとなる可能性がある。

同社が開発を目指す次世代技術では、車両が事故の詳細データを直接緊急通信センターに送信する。これにより、中間者を介さずに貴重な時間を節約できる。送信されるデータには、乗員の人数と位置、衝突の重大度、事故現場の位置、車両の救出手順、さらには運転者のバイオメトリクスデータなどが含まれる。

《森脇稔》

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