ルネサスとSTRADVISIONが提携、「CES 2025」で次世代ADAS技術を披露へ

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AI視覚認識技術を手がけるSTRADVISIONは1月5日、ルネサスエレクトロニクスとの提携を発表した。7日に開幕する「CES 2025」では、STRADVISIONのSVNetソフトウェアをルネサスのR-Car Open Access(RoX)開発プラットフォームに統合し、次世代の先進運転支援システム(ADAS)のデモンストレーションを行う。

この協業の一環として、STRADVISIONはルネサスのR-CarV4Hプラットフォームを基盤とした8MPフロントビューカメラ(FVC)を使用した3D認識システムの画期的なデモを披露する。このデモンストレーションは、SVNetの優れた効率性と低消費電力を強調し、次世代ソフトウェア定義車両(SDV)向けの最適化された拡張性のあるソリューションを提供する。さらに、この3DP FVC ADASソリューションは2026年に量産が予定されている。

SVNetソフトウェアは、計算能力が制限されたプラットフォームでも高度な認識機能を実現する高効率性で知られている。SVNetとルネサスのR-Car SoCをサポートするRoXプラットフォームを統合することで、自動車業界で高まる手頃で信頼性が高く拡張性のある技術への需要に応える事前検証済みの高性能ADASソリューションを提供する。

STRADVISIONは、以前にもルネサスのR-Car V3xプラットフォームにSVNetソフトウェアを統合するなど、ルネサスとの長年の協力関係を築いている。CES 2025期間中、STRADVISIONはADASとIVI機能の橋渡しをするSDV向けの包括的なソリューションをデモンストレーションする予定だ。この革新は、様々な車両セグメントにおける先進安全機能と自動運転技術のより広範な採用を促進すると期待されている。

CES 2025の来場者は、STRADVISIONのブースでこの画期的な技術を直接体験することができる。このデモは、サプライヤーや自動車メーカーが迅速かつコスト効率よく革新を行えるよう、インテリジェントで効率的、そして拡張性のあるソリューションを提供することで、STRADVISIONがモビリティの未来を形作る上で戦略的な役割を果たしていることを強調している。

この協業は、自動車産業におけるAI視覚認識技術の重要性と、効率的なADASソリューションの需要の高まりを示している。STRADVISIONとルネサスの提携は、より安全で知的な自動車の実現に向けた重要な一歩となる。

《森脇稔》

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