ヤマハが新型バイクをまさかのサプライズ公開!? 日本初公開モデル3台の見どころは…東京オートサロン2025

ヤマハ発動機が東京オートサロン2025でサプライズ公開した新型バイク。写真はYZF-R3 2025年モデル。
ヤマハ発動機が東京オートサロン2025でサプライズ公開した新型バイク。写真はYZF-R3 2025年モデル。全 46 枚

ヤマハ発動機が1月10日に開幕した「東京オートサロン2025」に出展。参戦するフォーミュラEマシンや小型低速EVのコンセプトが出展の目玉となっているが、4輪カスタムカーの祭典ながら、2輪(バイク)の新型2モデルと、斬新なカスタム車、合計3台をサプライズで日本初公開している。

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東京オートサロンは原則2輪車のみでの出展は認められておらず、2輪と4輪を販売するホンダやスズキが、ブースの片隅にバイクを展示することはあれど非常に稀。まして、日本初公開モデルを、かつ3台も展示するのは異例中の異例と言って良いかもしれない。

ヤマハがブースに並べたのは、ミドル級スポーツツアラー『TRACER 9 GT(トレーサー9 GT)』の2025年モデル、スーパースポーツ『YZF-R3』の2025年モデル、そして都会派ネイキッド『MT-03』のカスタマイズモデルだ。

◆取り回しさらにアップ、デザイン刷新の「トレーサー9 GT」

ヤマハ トレーサー9 GT 2025年モデル(東京オートサロン2025)ヤマハ トレーサー9 GT 2025年モデル(東京オートサロン2025)

トレーサー9 GTの2025年モデルは、フェアリングのデザインを刷新。従来の車体のコンパクトなイメージを維持しながら、ライダーの周りの空気の流れを最適化するために風洞で開発された新規のエアロボディをまとった。新しいシャシーパッケージに合わせて設計されたことで、改良されたフロントフォークブラケットを通じて低速時の操縦性が向上、さらにハンドルの操舵角が拡大し、最小回転半径が3.1mから2.9mへと減少するなど取り回しも向上した。

さらに世界初となるモーターサイクル向けに洗練された「アダプティブ マトリックスLEDヘッドライトテクノロジー」の搭載や、話題となっているクラッチレバーのない次世代自動マニュアルトランスミッション「Y-AMT」も採用されるなど、デザイン、ツーリング性能、先進技術と全方位で進化している。

◆シャープなツインアイにウイングレットの本格派「YZF-R3」

ヤマハ YZF-R3 2025年モデル(東京オートサロン2025)ヤマハ YZF-R3 2025年モデル(東京オートサロン2025)

YZF-R3の2025年モデルは、フロントマスクの刷新が目玉だ。ヤマハのフラッグシップスポーツ「YZF-R1」やMotoGPマシンのDNAを継承し、空力性能を追求したシャープな表情が大きな特徴となっている。プロジェクターヘッドライトとLEDランニングライトを備えた次世代の“ツインアイ”フェイス、MotoGP由来のウィングレットを備えたカウルは、空力性能の向上はもちろん、所有欲を高めるシンプルなカッコ良さがある。

またシート幅が最大6mm細くなり、サイドカバーは最大13mm細くなったことで、780mmというシート高も手伝ってスーパースポーツながら足つき性もアップし、安心感を増した。スムーズなシフトチェンジを実現するアシスト&スリッパークラッチは、通常のクラッチシステムと比べ17%軽くレバーを操作できる点がメリットだとしているが、さらに2025年モデルではクラッチレバー自体も改良され、ハンドルバーに5mm近づけられたことで、手の小さいライダーでも快適に操作でき、長時間の走行でも疲労を最小限に抑えることができる。入門用スポーツバイクに最適な1台だ。

◆ブロックタイヤの存在感、MT-03「ツーリングスタイル」

ヤマハ MT-03 ツーリングスタイル(東京オートサロン2025)ヤマハ MT-03 ツーリングスタイル(東京オートサロン2025)

最後の1台がMT-03のカスタマイズモデル「ツーリングスタイル」の新提案だ。こちらは新型ベースというわけではないが、都会的なイメージを訴求するMTシリーズでありながら、あえてツーリングやオフロードをイメージさせるスクランブラースタイルに変身させているのが新しい。ヤマハとしてもこれまでになかった試みだということで、カスタムの祭典であるオートサロンに合わせて、既成概念にとらわれないバイクカスタムの楽しさをアピールする。

ナックルガード、プロテクションパッド、ツーリングスクリーン、サイドバッグステー、ツーリングシートバッグ、そして「MT-TOURING」のスペシャルデカールは既製品ではなくこのツーリングスタイルのために用意されたもので、参考出品とされていた。アクラポビッチ スリップオンも装着されている。このほかにもサイドバッグを含めワイズギアのアクセサリーも多数装着されている。が、なんと言っても目を引くのがブロックパターンのタイヤだ。乗り心地が良いとは言えなさそうだが、これによりツーリングバイクとしての存在感は大きく増している。

これら3台は「参考出品」という形で、発売時期などが明かされたわけではないが、特にトレーサー9 GTとYZF-R3はともに主力ラインアップの2台のため日本導入は確実。2024年10月に欧州で発表されて以来気になっていたファンは、実車を見て、跨がれるチャンスだ。

ヤマハ発動機ブース(東京オートサロン2025)ヤマハ発動機ブース(東京オートサロン2025)

《宮崎壮人》

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