電動化時代でもホンダはスポーツカーをやめない!『プレリュード』搭載の「S+Shift」に込めた思い…東京オートサロン2025

ホンダ プレリュード プロトタイプ(東京オートサロン2025)
ホンダ プレリュード プロトタイプ(東京オートサロン2025)全 16 枚

ホンダは1月10日に開幕した「東京オートサロン2025」で、2025年の秋の発売を予定されているスペシャリティハイブリッドスポーツ『プレリュード』のプロトタイプを公開した。

ホンダ プレリュードのプロトタイプ

今回展示されているモデルは、2023年のジャパンモビリティショーで世界初公開した「プレリュードコンセプト」をベースに、フロントとリアにエアロパーツを装着、スポーティーさに磨きをかけたカスタマイズモデルとなっている。

◆カーボンニュートラルの時代でも“操る喜び”を提供し続ける

ホンダ プレリュード プロトタイプ(東京オートサロン2025)ホンダ プレリュード プロトタイプ(東京オートサロン2025)

本田技研工業 統合地域本部 日本統括部の高倉記行統括部長は、プレゼンテーションにおいて、「カーボンニュートラルの時代においても、また自動運転技術が普及していく過程においても、“操る喜び”を提供し続け、継承していくモデルだ」とプレリュードを紹介。

このプレリュードの鍵となるのは、「Honda S+Shift」だ。高倉部長は「ハイブリッドシステムがもたらす圧倒的な燃費の良さと、大出力モーターによる上質で爽快な走りに加えて、五感に訴えかける新システム」とし、「エンジン回転数に応じた迫力のあるサウンドでドライバーの高揚感を掻き立てるとともに、鋭いシフトフィーリングを実現。まるで有段ギアを変速したかのようなドライブフィールだ」と紹介。

また、「メーターとも連動しクルマとの一体感を増幅するホンダハイブリッドシステムならではの新しい制御」とし、「エンジンと、大出力モーターの協調がもたらすリニアな変速レスポンスによって、ドライバーの操作にダイレクトに呼応し操る喜びを提供する」という。

このHonda S+Shiftは、次世代のe:HEVを搭載する全機種に順次展開する予定だ。

◆「S+Shift」の名前に込められたホンダのスポーツ精神

Honda S+ShiftHonda S+Shift

このHonda S+Shiftの名称には、『S600』や『S2000』、『TYPE S』など、ホンダの操る喜びの根源となるスポーツスピリットを表すモデル・技術に冠する“S”に加え、“Synchronize”、“Special”、“Sensational”など、この機能がもたらす新たな価値を“+(プラス)”し、ヒトとクルマを新たな世界に“Shift(シフト)”させていくという思いが込められていとのことだった。

ホンダは、「多くのお客様と意のままに操る喜びを共有したいという思いから、モータースポーツ活動と合わせて、スポーツモデルの開発を続けきた。ホンダスポーツは我々に宿る走りへの情熱を表現しており、ホンダらしさの象徴とすることで、お客様に喜んでいただけるのではないか」と説明する。

その背景には、「創業期から受け継がれてきた、人間中心の考え方に基づいた技術の追求と挑戦」があり、だからこそ、創業期からF1レースへの挑戦をはじめ、現在に至るまで、「人と技術を育てることでワクワクする商品を作り続け、意のままに操る喜びを多くのお客様と共有したい。そのような思いから、モータースポーツ活動とスポーツモデルの開発を続けている」とコメント。

このプレリュードとともに、1月23日から発売となる『シビックタイプR レーシングブラックパッケージ』も会場で発表し、スポーツモデルを継続していくことを強調した。

ホンダ シビックタイプR レーシングブラックパッケージ(東京オートサロン2025)ホンダ シビックタイプR レーシングブラックパッケージ(東京オートサロン2025)

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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