1周で3台をパス! フォーミュラE 2024/25シーズンで日産ローランドが初勝利…メキシコEプリ

勝利を喜ぶローランド(日産)
勝利を喜ぶローランド(日産)全 5 枚

ABB FIA「フォーミュラE」世界選手権シーズン11の第2戦「メキシコEプリ」決勝が1月11日開催され、日産自動車の日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドがシーズン初勝利を飾った。今シーズンから導入された「GEN3 EVO」マシンでの初勝利でもある。

ローランドは4番手スタート。2周目のターン1で3位に上がり、レース中盤にはさらに1つ順位を上げた。その後、若干順位を下げるが、ローランドはアタックモードを後半まで温存し、セーフティカー退出後の再スタート後、全36周の31周目に残りのアタックモードを活用して1分足らずで4位から1位に浮上、勝利をおさめた。

オリバー・ローランドはメキシコでの勝利を喜ぶ。「ここには熱いファンがいて、勝ちたいと思っていたコースだ。チーム戦略がうまく機能したが、セーフティーカーのタイミングが悪く、ちょうどアタックモードを起動したところだった。しかし幸運にも約1分の追加パワーが残っていて、レース再開後にオーバーテイクはここで決めるしかないという気持ちで攻めた」。

チームメイトのノーマン・ナトーは18番手スタート。接近戦の中でクリーンな走りで順位あげ、13位でフィニッシュした。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペは次のようにコメント。「ローランドは残り数周で見事なオーバーテイクを成功させ、素晴らしい走りを見せてくれた。ナトーも良いスピードを見せたがチームのミスでグリッドを下げてしまい、決勝を通して堅実なドライブを見せたもののできることは少なかった。しかし全体としては素晴らしい決勝になり、シーズンに向けて大きな自信になる」。

メキシコEプリ2位フィニッシュは、0.4秒差でタグホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームのアントニオ・フェリックス・ダコスタ、3位はダコスタのチームメイト、パスカル・ウェーレイン。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る