シートベルト廃材を活用した「環境配慮型ラウンジチェア」、内装品部品メーカーが開発

シートベルトの廃材を利用したラウンジチェア「TOR-01 - Belt Chair Lounge set -black-Clear-hinoki」
シートベルトの廃材を利用したラウンジチェア「TOR-01 - Belt Chair Lounge set -black-Clear-hinoki」全 2 枚

自動車内装品部品メーカーの宝和化学は、シートベルトの廃材を利用したラウンジチェアを発表した。

同社は、新ブランド「TORINAS(トリナス)」を立ち上げた。この取り組みは、様々な廃材や余剰材を結び付け、新たな価値を生み出すことを目的としている。

TORINASの第一弾として、廃棄されるはずだったシートベルトと国産の集成材を組み合わせ、独自の「エダマメプリシステム」で強い張り感を実現した環境にやさしいラウンジチェアの販売を開始した。

TORINASブランドは、東海理化が手が掛けるシートベルト端材を使ったサステナブル&アップサイクルブランド「Think Scrap(シンクスクラップ)」とコラボレーション。宝和化学の独自の椅子張り技術を活用することで、廃材の新たな可能性を引き出すことに成功したという。

さらに、環境問題にも配慮した製品設計がなされている。骨組みには2種類の国産集成材が使用されており、一つは三河産の楢の間伐材から作られた集成材で、CO2排出削減や森林保護に貢献している。もう一つは放置竹林の減少につなげるため、里山の生態系を守り、竹害の減少に貢献する竹の集成材を利用している。

宝和化学は、この環境に配慮したラウンジチェアを全国のラウンジスペースへ導入することを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る