ルノーグループ傘下のアルピーヌは、2024年の世界新車販売実績を発表した。同社の国際展開戦略が奏功し、2020年以降の持続的な成長が続いている。
2024年の世界販売台数は4585台で、前年の4328台から5.9%増加した。主力モデルの『A110』は4408台を販売し、前年比1.8%増となった。
注目すべきは、A110の85%以上が最上位グレードで販売されていること。特に「A110 R」と「A110 R Turini」が全体の35%を占めている。
アルピーヌはA110の販売の約80%をフランス、ドイツ、イギリスの3カ国で占めている。日本は230台を販売し、4番目の市場となっている。
欧州市場では、アルピーヌは高級セグメントでの地位を強化し、7.1%成長して4304台を登録した。特にイタリア(37.5%増)、イギリス(24.9%増)、スペイン(19.3%増)、ドイツ(10.6%増)が成長を牽引した。
さらに、アルピーヌは欧州の2シータースポーツクーペ市場で44.7%のシェアを獲得し、首位の座を維持している。これは同社の製品力と市場戦略の成功を示している。