メルセデスベンツは、未来に対応したIT基盤の構築に向けて、SAPとの提携を強化すると発表した。メルセデスベンツは、SAPの「RISE with SAP」への移行を決定し、デジタル変革の加速を目指している。
2024年12月の契約締結を経て、現在段階的な導入が進められている。この戦略的パートナーシップにより、メルセデスベンツはより多くのイノベーションと柔軟性を獲得することが期待されている。
具体的には、バリューチェーンに沿った主要なSAPアプリケーションをアマゾン ウェブ サービス(AWS)に移行する。これにより、IT環境の標準化と効率化が進むと見込まれている。
メルセデスベンツのカトリン・レーマンCIOは、「『RISE with SAP』のAWS上への移行により、バリューチェーンに沿ったプロセスをよりスリムで効率的にできる」と述べている。さらに、「徹底的な標準化とAIモデルとの統合により、スピードが向上し、イノベーションのための余地が生まれる」と期待を寄せている。