【VW Tクロス TSI R-Line 新型試乗】人にも中型犬にも“ちょうどよさ”が魅力…島崎七生人

VW T-Cross TSI R-Line
VW T-Cross TSI R-Line全 12 枚

カタログの訴求色にもなっている「グレープイエロー」はまさしく元気を与えてくれるシトラスカラーで、試乗中、飼い主(筆者)ともどもシュン(柴犬・オス・この2月で3歳になる)も、心なしか朗らかな表情で乗っていた。

【画像全12枚】

試乗車の「R-Line」は、専用のエクステリア&インテリアが与えられ、決して大袈裟ではないがシャープで小気味いい印象。ホイールも表面の仕上げこそ時流に乗った切削と艶アリ黒(広報車返却時の洗車の際、どれだけ拭き上げに苦労することか!)だが、渦巻き風ではないシンプルなデザインがよく、足元を軽快に見せている。

VW T-Cross TSI R-LineVW T-Cross TSI R-Line

インテリアではシート表皮が専用で、座ってしまえば自分では見えないが、背の部分に“R”のロゴがワンポイントで入る。太過ぎず握りやすい断面形状のステアリングホイール、インパネ表面の質感、触感を大事にした仕上げなどの満足度も高い。装備面ではシートヒーターが嬉しく、カーナビ関係の操作ロジックがもう少しわかりやすいとありがたい。

居住スペースは人にも中型犬にも“ちょうどよさ”が魅力で、我が家のシュンもこの広さが落ち着くらしい。ラゲッジスペースのワンタッチで床面の高さが変えられる仕掛けは、いつ利用しても秀逸。リヤゲートは(調整可能かどうか)フルオープン時の高さをあと少しだけ下げてもらえるとありがたい。

VW T-Cross TSI R-LineVW T-Cross TSI R-Line

装着タイヤはピレリ・チントゥラートP7の215/45R18サイズだが、思っていたより足はバタつかず、むしろ常にシッカリと接地感を確保しながら、スムースな乗り心地を作ってくれる。クルマの煽られ感が小さいのも特徴で、我が家の乗り心地・NVH評価担当のシュンの乗車中の表情も上々だった。ステアリングは切る/戻すのレスポンスやスムースさ、手応えが適切で、心地いい操舵感が実感できる。

999ccの3気筒DOHCインタークーラーターボと7速DSGの組み合わせによる走りは爽快なもので、シフトスケジュールには学習機能が入っているのか、乗っているうちに街中の加速でもシュッシュッと思い通りのシフトアップを見せてくれた。

VW T-Cross TSI R-LineVW T-Cross TSI R-Line

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型、予想CGだけではわからない…9月のスクープ記事ベスト5
  2. 日立建機、マルチブーム仕様解体機を受注開始…最大作業高さ28m
  3. トヨタ『カローラスポーツ』次期型はどうなる? 5ドアハッチバックを残す理由
  4. ホンダ『CB400スーパーフォア』販売の出足は快調だが、試乗では?…9月のモーターサイクル記事ベスト5
  5. 電動軽トラック、フォロフライ『FKT』の魅力は?…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  3. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
  4. タイヤ整備向け記録・管理アプリ「e-整備TIRE」、ナンバープレート撮影で車両データを自動取得…KTCが10月提供開始
  5. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
ランキングをもっと見る