アルセロール・ミッタル、電気モーター向け鋼材の新工場建設へ、EV需要に対応

アルセロール・ミッタルの無方向性電磁鋼板(NOES)のイメージ
アルセロール・ミッタルの無方向性電磁鋼板(NOES)のイメージ全 1 枚

世界有数の鉄鋼メーカーのアルセロール・ミッタルは、米国アラバマ州に無方向性電磁鋼板(NOES)の製造施設を新設する計画を発表した。この新工場は、製品構成にもよるが、年間最大15万トンのNOESを生産する能力を持つ予定だ。

NOESは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車、ハイブリッド車に使用される電気モーターの生産に不可欠な材料として注目されている。また、再生可能エネルギー発電や、その他の産業用途にも広く使用されている。

この新工場建設は、米国の製造業競争力を高め、電磁鋼板の輸入依存度を低減するという重要な市場ニーズに応えるもの。建設は2025年後半に開始され、2027年には生産が開始される見込みだ。

プロジェクトは、建設段階で最大1300人の雇用を創出し、操業開始後も200人以上の雇用を生み出すと期待されている。これは地域経済にとって大きな後押しとなる。


《森脇稔》

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