テスラの系統用蓄電池「Megapack(メガパック)」(134MW/548MWh)が、国内最大級の蓄電所「米原湖東蓄電所」(滋賀県米原市)へ導入される。2027年に運転を開始する予定だ。
この蓄電所は、オリックスの設立したSPCが事業主体となり、2027年に運転開始を予定している。「米原湖東蓄電所」は2023年度の長期脱炭素電源オークションにて採択されたプロジェクトの中で最大の落札容量となり、日本の電力供給の安定化や再生可能エネルギーの更なる普及、加速へ貢献する。
系統用蓄電池の必要性は、電力の安定供給に不可欠な需要と供給の一致を実現するためだ。再生可能エネルギーは天候や時間によって発電量が左右されるため、それを補完する仕組みが必要だった。これまでその役割は火力発電や揚水発電が担っていたが、石炭火力発電よりも素早く応答し、揚水発電よりも効率良く充放電できるため、近年、蓄電池がその解決策として利用され始めている。
