テスラの大型蓄電池「メガパック」、日本最大級の蓄電所に導入決定

テスラの系統用蓄電池「Megapack」
テスラの系統用蓄電池「Megapack」全 4 枚

テスラの系統用蓄電池「Megapack(メガパック)」(134MW/548MWh)が、国内最大級の蓄電所「米原湖東蓄電所」(滋賀県米原市)へ導入される。2027年に運転を開始する予定だ。

この蓄電所は、オリックスの設立したSPCが事業主体となり、2027年に運転開始を予定している。「米原湖東蓄電所」は2023年度の長期脱炭素電源オークションにて採択されたプロジェクトの中で最大の落札容量となり、日本の電力供給の安定化や再生可能エネルギーの更なる普及、加速へ貢献する。

系統用蓄電池の必要性は、電力の安定供給に不可欠な需要と供給の一致を実現するためだ。再生可能エネルギーは天候や時間によって発電量が左右されるため、それを補完する仕組みが必要だった。これまでその役割は火力発電や揚水発電が担っていたが、石炭火力発電よりも素早く応答し、揚水発電よりも効率良く充放電できるため、近年、蓄電池がその解決策として利用され始めている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. YURTの『シエンタ』用車中泊キットが大幅アップデート、生産体制見直しで8万円値下げも実現
  2. スズキ『エブリイ』ワゴンに試乗、商用車とどう違うのか…5月4日の過去記事
  3. 【スズキ ワゴンRスマイル 改良新型】誰が見ても可愛いといわれるように…開発責任者がそういう理由とは
  4. 初心者でもここまでできる! プロショップが提案するコスパ重視の音質アップ術[音を良くするコツをプロが指南]
  5. 自動車整備業、2024年度は445件が「消滅」 整備士不足、部品高騰が圧迫
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る