鉄廃材が急須に、トヨタが自動車廃材を活用した伝統工芸品を製作

トヨタが山形鋳物工房である菊地保寿堂と共同で、自動車の鉄廃材を原材料とした急須・冷酒器を製作
トヨタが山形鋳物工房である菊地保寿堂と共同で、自動車の鉄廃材を原材料とした急須・冷酒器を製作全 4 枚

トヨタ自動車は、自動車の廃材を活用して伝統工芸品を製作する新たな取り組みを開始した。この取り組みは、環境への配慮と地域貢献を目指す「Geological Design(ジオロジカルデザイン)」の一環として行われている。

今回の取り組みでは、トヨタが日本最古の山形鋳物工房である菊地保寿堂(山形県山形市)と共同で、自動車の鉄廃材を原材料とした急須・冷酒器を製作した。山形鋳物の伝統的な技術と技法を活用することで、通常はリサイクルが難しい自動車廃材に新たな価値を付加することに成功している。

トヨタ構造デザインスタジオでは、従来の自動車製造における経済性と技術性に加え、環境への配慮を重視する「捨てるところのないモノづくり」を目指している。この考え方に基づき、自動車の製造から廃棄までのライフサイクル全体を考慮し、リサイクルできない廃材の活用方法を模索してきた。


《森脇稔》

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