三菱電機は、台湾の再生可能エネルギー企業HD Renewable Energy(HDRE)と、合弁会社設立および出資について合意したと発表した。
この提携は、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させることを目的としている。合弁会社は、HDREが日本で保有する太陽光発電システムや蓄電池システムなどの分散型エネルギーリソースのアグリゲーションを担当する。これにより、社会や企業の効率的な電力利用やCO2削減に貢献するサービスの提供を目指す。
合弁会社の設立は2025年4月を予定しており、現在両社で詳細を協議中だ。また三菱電機は、HDREの第三者割当増資を引き受け、同社への出資も行う。この出資を通じて、三菱電機グループが目標とする「2030年度までに工場・オフィスからの温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向け、HDREが日本で開発する太陽光発電システムを活用したコーポレートPPAの導入を検討する。