日野自動車やENEOS、大阪・関西万博で合成燃料使用のシャトルバスを運行へ

うめきたグリーンプレイスバス駐車場周辺(イメージ図)
うめきたグリーンプレイスバス駐車場周辺(イメージ図)全 1 枚

日野自動車、ENEOS、西日本JRバスの3社は、2025年に開催される大阪・関西万博期間中に、国内初となる合成燃料を使用したシャトルバスを運行すると発表した。

このシャトルバスは、大阪駅(うめきたグリーンプレイスバス駐車場)から大阪・関西万博会場まで1日10便を直通で運行する予定だ。ENEOSが提供する合成燃料は、同社の中央技術研究所内にある実証プラントで製造される。

合成燃料の使用は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金」の支援を受けて実現する。西日本JRバスがシャトルバスの運行を担当し、日野自動車は合成燃料と車両やエンジンの適合性を確認し、運行をサポートする。

3月27日には、うめきたグリーンプレイスバス駐車場にて万博シャトルバスのお披露目式が開催される。シャトルバスには独自のラッピングが施され、乗客や通行人に未来の燃料の魅力を発信する。

3社は、この取り組みを通じて大阪・関西万博来場者に合成燃料が普及する未来を体感してもらい、万博が掲げる「EXPO2025グリーンビジョン」の達成に貢献することを目指している。

この革新的な取り組みは、持続可能な交通手段の実現に向けた重要な一歩となる。合成燃料の実用化は、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた技術革新の一つとして注目されており、今回の万博での運用は、その可能性を広く一般に示す機会となる。

《森脇稔》

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