ケンテックス、環境性能を追求した板金工場用商材を実演予定…IAAE 2025

UV硬化パテ「パネルストロング」
UV硬化パテ「パネルストロング」全 3 枚

ケンテックスは、国内唯一のアフターマーケット展示会である第22回国際オートアフターマーケットEXPO 2025(IAAE 2025)に出展する。BSサミット事業協同組合のブース内に協賛会社として出展し、商材が実演される。

【画像全3枚】

出展される商材は、UV硬化型材料、シンナー消臭装置、樹脂溶接機の3点だ。

UV硬化パテ「パネルストロング」は、歪みや伸びで修理ができなくなったパネルを直すことで交換部品を減らし、有機溶剤の使用を少なくする。塗布・硬化させるだけでパネルの張り剛性を高められるという。

UVを照射すればすぐに硬化、視認性の高い色のため研ぎやすく仕上げのミスが少なく、プライマーが不要だ。パテ自体も塗布しやすく垂れにくいという特徴を持つ。

人と環境にやさしい商品として2008年の発売当初はエコマークを取得した。鈑金技術者であったケンテックス会長が、鈑金塗装工場の現場の生産性を高めたい、という想いで改良を重ねたそうだ。

パテやスプレーパテ、サフェーサーといった製品は、UV-LED照射機と共に展示される。

シンナー消臭装置「ジオクリーナ」は、水道水だけで有機溶剤を分解処理できる塗装排気装置だ。悪臭防止法に基づく立退要求を受けた工場での実績もあり、環境意識の高まりから多様な業界での需要が増加している。

樹脂溶接機は、「ポリバンス」の上位機種「8000シリーズ」と入門機「6180」を展示する。ポリバンスはプラスチックの交換をせずに修理を可能とし、修理技術の向上と収益化が期待できる。

これらの商材は、いずれも実演を通じてその効果を確認できる。

今後の展開として、ケンテックスはUV硬化型材料の新商品や新バージョンの開発を進め、業界団体との協力を強化する。また、シンナー消臭装置や樹脂溶接機についても、環境意識の高まりに応じた需要に対応し、多様な業界への展開を図る。

《大矢根洋》

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