損保ジャパン、クラウド型配車システムに事故多発エリア通知…タクシー向け安全運転支援サービス開始

損害保険ジャパン、電脳交通、第一交通の3社は、タクシー向けの新しい安全運転支援システムの提供を開始
損害保険ジャパン、電脳交通、第一交通の3社は、タクシー向けの新しい安全運転支援システムの提供を開始全 1 枚

損害保険ジャパン、電脳交通、第一交通の3社は、タクシー向けの新しい安全運転支援システムの提供を開始したと発表した。このシステムは、クラウド型タクシー配車システムに「事故多発エリア通知」機能を追加したもので、タクシードライバーの事故防止を目的としている。

このサービスの特徴は、損保ジャパンが保有する膨大な交通事故データを活用し、事故多発地点や事故の発生状況をリアルタイムでドライバーに通知する点だ。特に、ドライバー向け配車タブレットのアラート機能は継続的に改善され、慣れによる効果の低下を防ぐ工夫がなされている。

このシステム導入の背景には、日本の交通事故死者数の増加がある。警察庁交通局の統計によると、2022年に過去最少を記録した交通事故死者数は2023年に再び増加に転じ、2678人となった。特に65歳以上の高齢者が死者数の50%以上を占めており、根本的な事故防止への取り組みが求められている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 米トヨタ、新世代オーディオマルチメディアシステム発表…『RAV4』新型から搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る