バイク用診断機も! TCJが多様なニーズに応える新製品群を出展予定…IAAE 2025

「MasterX2」
「MasterX2」全 4 枚

TCJは、2月26日から28日に東京ビッグサイトで開催される第22回国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE 2025)に出展すると発表した。TCJは、国内唯一のアフターマーケット展示会であるこのイベントで、最新のネットワーク型診断機「Scantool 3.0」を発表する予定だ。

TCJが展示するScantool 3.0は、OBD車検に対応した診断機「Max」「MasterX2」、およびサブスクリプションタイプの「TCMa」を含む製品群である。特に「Max」は、業界最高レベルのハード性能を誇り、オシロスコープやバッテリー診断機、TPMS(空気圧センサー)など20万円相当の付属品が付属する高性能モデルだ。「MasterX2」は、TPMS機能を内蔵し、使いやすいインターフェイスを備えた新機種として注目されている。

TCJは、THINKCAR社と協力し、ネットワーク対応の診断機を開発した。これにより、OBDに関連する課題を解決するためのソリューションを提供し、顧客満足度の向上を目指している。また、NECネッツエスアイの「整備ナビ」サービスと連携し、輸入車整備情報の提供も行う。

日本では昨年10月からOBD車検が開始されたが、対象車両は全体の2%に過ぎない。しかし、今後5年で対象車両は約40%に増加する見込みだ。TCJは、診断機を通じてOBDの課題を解決し、アフターマーケット業界全体の発展に寄与することを目指している。

さらに、TCJは今年後半に新たな診断機シリーズ「THINKTOOL EXPERT」を展開予定である。これには高度なモデルと廉価モデルが含まれ、幅広いニーズに対応する。また、バイク用診断機「M70 MOTO」のリニューアル販売や、アライメントテスターと専用ドライブオンリフトのセット販売も開始する。

IAAE 2025は、自動車の売買や整備、メンテナンスなど、アフターマーケットに関する最新情報を発信する場だ。国内外から多くの企業が参加し、業界の未来を見据えたビジネス交流が行われる。

《宗像達哉》

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