カウンタックとミウラが氷上を駆け、ディアブロは空から登場!? ランボルギーニ旧車部門が10周年イベント

ランボルギーニ『カウンタックLP 400S』の1982年のモナコF1グランプリ・セーフティカー
ランボルギーニ『カウンタックLP 400S』の1982年のモナコF1グランプリ・セーフティカー全 7 枚

ランボルギーニは、クラシックカー部門「ポロ・ストリコ」の10周年を記念するイベントを、スイスの高級リゾート地サンモリッツで開催した。2日間にわたり、同社の歴史的な車両が展示され、多くの注目を集めた。

スイスに現れたF1ペースカーのカウンタック、ミウラSV、ディアブロ

イベントの目玉となったのは、『ディアブロSE30』の空中展示だ。この車両は、SE30専用に開発された鮮やかな紫色「ランボ・サーティ」で塗装され、バルタザール・ダウンタウンレストランのパノラマテラスに「空中浮遊」するように展示された。

サンモリッツ湖の氷上を、1981年と1982年のモナコF1グランプリでペースカーとして使用された『カウンタック』と、『ミウラSV』が駆け抜けた。これらの車両はオーナーによって持ち込まれ、「The I.C.E. St. Moritz」コンクール・デレガンスに参加した。

特に注目を集めたのは、『カウンタックLP 400S』だ。この車両は、1981年のモナコF1グランプリでセーフティカーとして使用され、翌年にはレースディレクターの公式車両となった伝説的な1台。現在、ポロ・ストリコの認証プロセスを受けている。

また、2018年にポロ・ストリコの認証を受けた赤いミウラSVも展示された。『ミウラ』は1966年に発表された世界初のスーパーカーで、SVはその最終かつ最強バージョンだ。

コンクール・デレガンスでは、ミウラSVが一般投票による「Hero Below Zero賞」を受賞し、ランボルギーニの歴史的車両の価値と名声が改めて証明された。

ポロ・ストリコの10周年記念イベントは、4月24日から27日にかけてローマで開催される「アナンタラ・コンクール・デレガンス」でも続く予定だ。イタリアのクラシックカーに特化した新しい国際イベントで、自動車史に残る名車がローマの中心部を走行する。ランボルギーニ・ポロ・ストリコも独自のブースを出展する。

《森脇稔》

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