トーヨータイヤがSUV用タイヤブランド「OPEN COUNTRY」シリーズに、新たにハイウェイテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY H/T II」(オープンカントリー エイチティー ツー)の追加を発表。4月より国内市場で順次販売が開始される。
OPEN COUNTRYシリーズは大型SUVの本場である北米市場をはじめ、2016年から販売が開始された日本国内でも高く評価されている。SUVの市場拡大とともに多様化するユーザーニーズに合わせ、トーヨータイヤでは同シリーズの商品およびサイズのラインアップの拡充を行なってきた。
高い基本性能とアグレッシブなパターンデザイン性が評価されて人気が高まるなか、街乗りに適したタイヤを求める声がユーザーから販売店などに対して数多く寄せられたことから、それらのニーズに応え、今回の「OPEN COUNTRY H/T II」が投入されることとなった。
同タイヤのパターン設計では、独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」を活用し、ノイズを抑えるためにタイヤのショルダー(両肩)部をリブ形状とする「ショルダーリブ化」、ショルダー部とセンター部の間の縦ミゾをストレート形状とする「ショルダーグルーブストレート化」を組み合わせたデザインを採用。タイヤラベリング制度における「低車外音タイヤ」に適合する静粛性を実現している。
ゴム材料では、トーヨータイヤ独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」(ナノバランステクノロジー)を活用し、ゴム強度を向上させるシリカの増量と、その分散性を高めるスーパーアクティブポリマーを採用して、配合設計を最適化。転がり抵抗性能は同社のOPEN COUNTRY A/T EX比で17%もの向上を果たしている。
さらに、サイド部に表記するブランド名や商品名を白い文字で立体的に浮き立たせた「ホワイトレター」を採用するほか、軽自動車用のサイズでは、タイヤのサイド部に沿ってリボン状に白色のラインを立体的に浮き立たせる「ホワイトリボン」をOPEN COUNTRYシリーズとしては初採用。バットレス部には意匠性の高いパターンを施すなど、細部までデザインを徹底している。
サイズについては、ユーザーからあった軽自動車向けサイズ投入の要望に対応し、14インチから18インチまで幅広く取り揃え、販売開始時点で20アイテムのラインナップとなっている。