絶対王者が8年連続受賞! アフターマーケットのプロが選ぶ『いいクルマアワード2025』

大賞のトヨタ・プリウス
大賞のトヨタ・プリウス全 7 枚

今年で9回目となる「いいクルマアワード」の表彰式が2月26日、東京ビッグサイトで開催中の第22回 国際オートアフターマーケットEXPO 2025の会場に隣接するレストランにおいて行われた。

【画像全7枚】

「いいクルマアワード」は、自動車ユーザーにとって安全・安心で、且つ経済的なカーライフを実現させるとともに、より快適に自動車を利用していくため、アフターマーケット業界の形成と成長を目指す「オートアフターマーケット連絡協議会」が2017年から開催している表彰制度。

新刊を扱う書店員が選ぶ本屋大賞のように、自動車の修理・整備・販売・買取り等に携わる方(アフターマーケット事業者)の視点で、「いいクルマ」を選び表彰するアワードで、メーカー(製造側)視点ではなく、アフターマーケット事業者がプロの視点で「いいクルマ」を選ぶことにより、一般ユーザーにとっては非常に興味深くまた参考になる結果として注目されている。

投票の資格があるのは、クルマの製造・販売(メーカー、ディーラー)以降に携わる事業者。自動車整備、車体整備、買取り、用品・部品製造(メーカー)・部品販売、新車・中古車販売、ロードサービス、ガソリンスタンド、カーディテイリング、保険等に従事している方となっている。

コスパ(コストパフォーマンス)部門、トラブルレス(トラブルの有無など)部門、リセールバリュー(下取り、買取価格)部門、EV 部門の4部門について投票が行われ、各部門の合計ポイントで最多ポイントを獲得したクルマに大賞を選出し表彰するほか、選考委員会にてポイント数とこれまでの経緯、変化量などを見て特別賞を選出し表彰する。また本年は昨年に引き続きEV部門の表彰も行われた。

いいクルマアワード審査委員長レスポンス編集長三浦和也いいクルマアワード審査委員長レスポンス編集長三浦和也

2025の大賞に輝いたのは第2回から連続8回の受賞となるトヨタ『プリウス』。発表の際、主催者であるオートアフターマーケット連絡協議会を代表しスピーチしたレスポンス編集長の三浦和也氏は「先代モデルから足掛け8年連続の受賞です。プロの目から見て、その圧倒的な燃費性能と耐久性、そしてリセールバリューの高さが評価されました。日常の足としての実用性と、長期的なコストメリットを兼ね備えた1台です。毎年、いいクルマアワードで圧倒的な強さを誇るプリウスです。来年はいよいよV9に挑戦です。皆さん、プリウスは横綱です。われわれが自信をもって消費者に勧める横綱ですからV10に向けてより厳しい視線で評価をお願いします。2023年1月納車開始の現行プリウスはアフターマーケットの皆様にとってはまだ入口です。このモデルの真価が問われるのはこれからです。トヨタ自動車様、8年連続受賞まことにおめでとうございます」と語った。

大賞のトヨタ・プリウス大賞のトヨタ・プリウス

プリウスについて寄せられたコメントを抜粋すると燃費のよさに言及するコメントが多く、コメント全体の約46%をしめている。「燃費がいい」という直接的なコメントはもとより、「ハイブリッドの先駆者」、「ランニングコストが安い」といった評価が目立った。

またコストパフォーマンスのよさも支持され、「価格」、「維持費」、「リセールバリュー」といったコメントが多いほか、「価格の割にいいクルマ」、「中古車市場でも価値が高い」、「長く乗れる」といった意見も多数見受けられる。

さらに「形がかっこいい」、「スタイルの良さ」「新型のデザインが良い」といったデザインに関する評価や「壊れにくい」「長く使っても故障がない」「20万km走っても問題なし」と耐久性、信頼性に対する評価もみられた。「ハイブリッドの代表車」「トヨタの技術力」「環境に優しい」といったハイブリッド車としてのブランド力を推す意見も多い。

特別賞のトヨタ・ランドクルーザー250特別賞のトヨタ・ランドクルーザー250

特別賞に選出されたのはトヨタ『ランドクルーザーシリーズ』。300・250・70とあるランドクルーザーシリーズの評価のなかで、もっとも多かったコメントは「コストパフォーマンスの高さ」、「リセールバリュー」の高さなど。海外では日本の3~5倍で取り引きされていることを考えれば、国内の価格はお得であると考える方も多い。

またこの海外価格の高さ、つまりは需要の多さが国内での中古車価格を下支えしている傾向があること。新車の生産が追いついておらず、国内でも程度のいい中古車を高額で購入するため、値下がりしづらいという面もリセールバリューのよさにつながっていると見られている。

その中でランドクルーザー250は角張ったデザインが大きなフォルムに憧れやアウトドア志向、高い耐久性、豊富な社外パーツによるカスタマイズのしやすさ、そうした自由さがありながらもトヨタ車である安心感などで支持を受けている。

EV賞のテスラ・モデル3EV賞のテスラ・モデル3

EV賞に選出されたテスラ『モデル3』は「シンプルなデザイン」、「最先端のデザインが楽しめる」、「かっこいい」などのデザインの魅力を挙げるコメントが多い。EVなのにデザインかと思う方もいらっしゃると思うが、EVだからこそ実現できたデザインという面もある。

そしてもちろんEVらしい動力性能にも評価が集まっていて「アクセルべた踏みでクビが痛くなるような加速力」、「サーキットで楽しめる」といった声も聞かれる。また「クルマをアップデートできる」、「最先端のテクノロジー」、「自動運転」といった先進性や「価格、性能、品質のバランスがいい」、補助金の活用で400万円台で購入できる点も評価されている。

一般の方のなかにはEVに対して航続距離の問題などを挙げる方もいるが、逆に「日常使いに適している」、「使いやすそう」といった使い勝手に対する肯定的な意見もある。さらに「知名度が高い」、「王道だから」、「世界的に人気」といったブランド力の強さを挙げる意見もある。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 『セリカ』が復活、トヨタGRに大きな動きが!…7月のスクープ記事ベスト5
  2. トヨタ『カローラスポーツ』、日本にない2.0リットルエンジン搭載…米国2027年型
  3. フィアット『トポリーノ』に「Vilebrequin」、地中海沿岸のライフスタイルを表現
  4. トヨタ『ヤリス クロス』、「GR SPORT」を一部改良…10.5インチHDディスプレイを標準装備
  5. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  2. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  3. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  4. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
  5. 【バッテリー リスキリング講座】車載用全固体電池の開発状況と今後の展望
ランキングをもっと見る