英国の老舗スポーツカーメーカー、モーガン・モーター・カンパニーは、新型フラッグシップモデル『スーパースポーツ』を発表した。同社の英国工場で開催されたライブイベントで、リチャード・ハモンド氏が新モデルを公開した。
スーパースポーツは、デザイン、ダイナミクス、洗練さを進化させた新世代のモーガンスポーツカーだ。新開発の「CXV」アルミニウムプラットフォームにより、高度な動的性能を実現している。このプラットフォームは重量わずか102kgで、前モデルから剛性を10%向上させた。ハードトップ装着時にはさらに10%の剛性アップを達成している。

パワートレインには、BMWの直列6気筒ツインパワーターボエンジンを採用。335hpを発生し、ZF製8速自動変速機と組み合わされる。車両重量は1170kgに抑えられ、パワーウェイトレシオは1トンあたり286hpを実現。0-100km/h加速は3.9秒という高性能を誇る。
インテリアには、ブルートゥース接続によるハンズフリー通話機能、ゼンハイザー製オーディオシステム、ワイヤレス携帯充電機能などを装備。ユーザビリティも向上している。

外観では、ソフトトップとハードトップを交換可能な屋根、リアトランク、サイドスクリーン取り付け機構を採用。アルメリアライラックのハードトップとバハマブルーのソフトトップを組み合わせたバリエーションも用意され、2つの異なる個性を表現している。
モーガンは、伝統的な製造技術と最新技術を融合させたコーチビルド方式でスーパースポーツを生産する。すでに生産が開始されており、注文を受け付けている。
価格は8万5000ポンド(約1628万円)から。