【VW ゴルフ 新型試乗】「8.5世代」に継承された歴代ゴルフの信念…島崎七生人

VW ゴルフ TDI R-Line
VW ゴルフ TDI R-Line全 18 枚

試乗車は新型『ゴルフ』の「TDI R-Line」。カタログには“スポーツマインドあふれる多彩な専用装備を施した”とあり、1.5リットルのガソリンターボ(150ps/25.5kgm)にも同一グレードが設定される。

【画像全18枚】

◆歴代ゴルフが守ってきた信念

サイドミラー下の“R”のバッジは、乗車時に横目でニンマリとしながら眺めるためのものだろうが、ドアを開けると目に飛び込んでくるのがヤル気満々の(?)デザインのバケットシート(=オプション設定のレザータイプ)が目に入る。ただし着座感は決して身体が強く拘束されるものではなく、普通に座り、電動で調整を効かせれば、リラックスした姿勢で適切なポジションがとれる。

VW ゴルフ TDI R-LineVW ゴルフ TDI R-Line

また新しい12.9インチの大型タッチスクリーンは、これまでの10インチに対して大型化した上、画面上下に各種機能の操作ボタンが配置され、シートヒーターなどがここで調整可能と使いやすい。確かに画面サイズは大きいものの、上端は視界を妨げないギリギリの高さに抑えられている。

一方で後席は、スポーツマインドあふれるクルマといいながらも、そこはゴルフ、実用性を1mmも損なっていない風。着座してみると、やや高めの座面にシートバックが起こされた、歴代ゴルフが守ってきた信念のように完璧な姿勢、ポジションが保たれている。ヒザ前、頭上の空間も十分だ。

VW ゴルフ TDI R-LineVW ゴルフ TDI R-Line

十分といえば床板の高さが2段階に変えられるラゲッジスペース(容量は381~1237リットル)も、スッキリとしたトリム形状なので使いやすい。

◆スピードを上げるほどにフラットに

150ps(110kW)/36.7kgm(360Nm)の性能を発揮する2リットルの4気筒インタークーラー付きターボディーゼルは、7速DSGとの組み合わせで、ジワリとも軽やかにもクルマを走らせる。限定的な場面でキャビン側で立つメカ音があるものの、走行中の静粛性は高く、動力性能もソツなく十分なもの。

VW ゴルフ TDI R-LineVW ゴルフ TDI R-Line

エコ/コンフォート/スポーツ/カスタムに走行モードが切り換えることも可能だが、モードごとのマナーが極端に変わらず、運転に神経を使わない。XDS(電子制御式ディファレンシャルロック)を備えるため、コーナリングでも安定した姿勢を保ってくれる。

R-Lineはサスペンションも専用設定とのことだが、スピードを上げるほどにフラットな乗り味になり、同乗の我が家のシュンも、まるで乗り慣れた自分の家のクルマのように安心した表情でいた。

VW ゴルフ TDI R-LineVW ゴルフ TDI R-Line

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  2. 三菱『パジェロミニ』を北米投入か? 「ベイビー・パジェロ」は新たな武器になる!
  3. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
  4. 【シボレー コルベット Z06 新型試乗】ノーマルとは別物、まさに「洗練の極み」…中村孝仁
  5. アキュラ『インテグラ』の「タイプS」、FF車の新記録を達成…パイクスピーク 2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. アステモが執行役員を解任、「職務遂行の適切性に問題」…子会社社長も交代
  4. SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催
  5. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
ランキングをもっと見る