ポルシェの「eバイク」が走行性能向上、タイカンやマカンのボディカラーを採用

ポルシェの電動アシスト自転車「eバイク」の2025年モデル
ポルシェの電動アシスト自転車「eバイク」の2025年モデル全 5 枚

ポルシェは、電動アシスト自転車ラインアップの2025年モデルを欧州で発表した。最新の「eバイクスポーツ」第5世代モデルでは、技術面での大幅な更新により走行性能が向上。また、「eバイククロス」シリーズには新色が追加され、ポルシェ車と同じカラーバリエーションが採用された。

eバイクスポーツの最新モデルは、カーボンフレームを中心に多くの改良が施された。新たに採用されたFox Float 34 Performance Eliteサスペンションは120mmのストロークを持ち、荒れた路面でも優れた制御性を発揮する。また、カーボン製ハンドルバー・ステムユニットにより、高い剛性と直感的な操作性を実現した。

照明システムも刷新され、最大1000ルーメンの明るさを誇るSupernova Starstream X Proフロントライトと、サドルレールに取り付けられたTopeak BeSeenリアライトを採用。駆動系には信頼性の高いシマノEP801ドライブユニットを継続して使用している。

ポルシェの電動アシスト自転車「eバイク」の2025年モデルポルシェの電動アシスト自転車「eバイク」の2025年モデル

フレームサイズによってバッテリー容量が異なり、Sサイズは504Wh、MサイズとLサイズは630Whのバッテリーを搭載。12段変速の電子式シマノXT Di2ディレイラーにより、素早く正確なシフトチェンジが可能になった。

新たに採用されたXentis Mount-Xカーボンホイールは5スポークデザインで高い剛性を持ち、他のカーボンパーツと合わせて車体の軽量化に貢献。その結果、Mサイズのフレームで車体重量を21.6kgまで抑えることに成功した。

ブレーキシステムもアップグレードされ、Magura MT7ディスクブレーキを採用することで、厳しい条件下でも強力な制動力を発揮する。新色としてベージュが追加された。

ポルシェの電動アシスト自転車「eバイク」の2025年モデルポルシェの電動アシスト自転車「eバイク」の2025年モデル

一方、eバイククロス パフォーマンス EXCモデルには、既存の7色に加えて5つの新色が追加された。プロヴァンス、パープルスカイメタリック、バナジウムグレーメタリック、ジェットブラックメタリック、カレラホワイトメタリックの各色が新たにラインナップに加わった。

これらの新色は、ポルシェの最新モデルに採用されているカラーと同じものだ。例えば、プロヴァンスは2024年に発表された電動SUVの新型『マカン』に採用された色で、電動オフロード自転車の特性とマッチする。また、パープルスカイメタリックは、最高出力1100hpを誇るポルシェ史上最強のモデル、『タイカンターボGT』に採用された色だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. トヨタ『SORA』にリコール…ワンマンバスの構造要件を満足しないおそれ
  5. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る