『GRヤリス/GRカローラ』を排気量アップで大幅強化! HKSがハイパワー「ショートブロック」発売

HKS「ショートブロックG16E 1.75Lハイコンプ・トリプルタンブル・STEP3」
HKS「ショートブロックG16E 1.75Lハイコンプ・トリプルタンブル・STEP3」全 6 枚

チューニングパーツメーカー・HKSから、トヨタ『GRヤリス/GRカローラ』搭載のG16E-GTSエンジン用ハイパワー「ショートブロック」が新発売。税込み価格は217万8000円で、販売開始は3月25日より。

「ショートブロック」は新品のシリンダーブロックに1.75L排気量アップキットを組み込み、各部を加工・強化することでポテンシャルを高めた置き換え用エンジン腰下ブロック。G16E用では「トリプルタンブルピストン」と「STEP3コンロッド」を採用した「1.75L HC-TT S3 KIT」を組み込み、高出力・高過給での使用に最適なショートブロックとなっている。

トリプルタンブルピストンはHKS独自の形状を採用したハイコンプ仕様の削り出し製造で、タンブル流を効果的に発生させノッキングを抑え、高圧縮・高過給を可能としている。ピストンは軽量・高剛性を両立する「BCD(ブリッヂ構造)」を採用。

クローズドデッキ化による冷却水の流れの変化を水穴追加によって最適化クローズドデッキ化による冷却水の流れの変化を水穴追加によって最適化

シリンダー変形などを抑制し高燃焼圧に対応するため、ブロックはクローズドデッキ加工が施されている。クローズドデッキ化により冷却水の流れは変化するが、水穴加工をにより最適化も行われている。また、ダミーヘッドボーリング加工を行うことで、シリンダーの円筒度を向上。加工後はメインギャラリーの洗浄を徹底的に行い、トラブルリスクを軽減している。

コンロッドは削り出しI断面の「STEP3コンロッド」を採用。純正比25%の強度アップを実現し、許容トルクを向上させている。クランクシャフトはクロム鋼を削り出し製作で、効率良いカウンターウェイトの配置とピン部の軽量化によって慣性重量を低減している。メインベアリング・コンロッドベアリングには耐久性の高いものを選定し採用(純正バランスシャフトは使用不可)。

G16E用ショートブロックの置き換えにより、ボア 88.0mm(87.5mm)・ストローク 95.7mm(89.7mm)・排気量 1746cc(1618cc)へと変更される(カッコ内は純正値)。

なお、エンジンオイルは「HKSレーシングPro 10W50」が使用推奨のほか、「グロメットHGKスーパークーリングPro」「ヘッドスタッズキットPro」との併用も推奨とされている。

《ヤマブキデザイン》

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