日産『セレナe-POWER』をタイ市場に投入、価格は約748万円…バンコクモーターショー2025

日産『セレナe-POWER』(バンコクモーターショー2025)
日産『セレナe-POWER』(バンコクモーターショー2025)全 3 枚

日産自動車は「バンコクモーターショー2025」において、日本でも人気のハイブリッドミニバン『セレナe-POWER』をタイ市場に投入すると発表した。

タイ市場に投入する『セレナe-POWER』

「Big. Easy. Fun.」というコンセプトのもと、家族やグループでの旅行に適した機能を多数搭載し、「走る楽しさと細部までの利便性」をタイ市場においても提供するという。

予約受付は24日から開始され、バンコクモーターショーの会場や全国の日産ショールームで行われる。価格は169万バーツ(約748万円)に設定され、納車は6月から開始される予定だ。

セレナe-POWERは、高性能な電動モーターユニットと、1.77kWhのリチウムイオンバッテリー、e-POWER専用の新型内燃機関を組み合わせた構造となっている。電動モーターは最大163hpのパワーと、トルク315Nmを発生。

日産『セレナe-POWER』(バンコクモーターショー2025)日産『セレナe-POWER』(バンコクモーターショー2025)

発電用の内燃機関には、新開発のHR14DDe 1.4リットル 3気筒直噴エンジンを採用。E10燃料に対応し、ミラーボアコーティング技術により摩擦と振動騒音を低減。これにより、従来の内燃機関車両よりも静かで快適な走行を実現している。

e-Pedal Step(eペダル)システムを搭載し、アクセルペダル1つで加速と減速を制御できる。これにより、市街地走行や渋滞時の運転がより便利になるだけでなく、効率的なバッテリー充電にも貢献する。

セレナe-POWERは、プッシュボタン式のギアセレクターや電動パーキングブレーキなど、使いやすさを追求した新機能も搭載。また、標準、スポーツ、エコの3つの走行モードに加え、EVモードも備えており、多様な走行ニーズに対応。高級ハイブリッドミニバンとして魅力をアピールする。

《森脇稔》

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