ビー・エム・ダブリューは28日、BMWモトラッドの新型スーパースポーツバイク『M 1000 RR』、『M 1000 R』、『S 1000 R』3モデルの受注を開始。同日に開幕した「東京モーターサイクルショー2025」で展示され、注目を集めた。
目玉となるM 1000 RRは、直列4気筒エンジンの出力を160kW(218ps)まで引き上げ、従来モデルから6ps向上させた。この性能向上は、チタンバルブの新設計や圧縮比アップ、インテーク形状の変更など、エンジン内部の広範な改良によって実現している。

さらに、空力特性を最適化した新デザインのフロントフェアリングを採用した。「Mウィングレット3.0」と呼ばれる空力パーツにより、ダウンフォースが大幅に向上し、サーキット走行時のラップタイム短縮に貢献するという。
ハイパーネイキッドバイクのM 1000 Rは、154kW(210ps)の出力を誇るエンジンを199kgの車体に搭載した。純粋なドライビングダイナミクスを追求したモデルとなっている。

エントリーモデルとなる新型BMW S 1000 Rも、125kW(170ps)まで出力を向上させ、スプリント性能を高めた。新しいMショート・ストローク・スロットルと組み合わせることで、よりダイナミックなセットアップが可能となり、加速性能を大幅にアップしている。
価格はM 1000 RRが430万円から、M 1000 Rが277万円から、S 1000 Rが198万9000円からとなっている。