フロンテからディーノまで、春のつくばフルーツラインを快走…「バックヤードつくば」親睦ツーリング

「バックヤードつくば」親睦ツーリング
「バックヤードつくば」親睦ツーリング全 54 枚

花ほころぶ3月下旬、茨城県土浦市の旧車愛好会「バックヤードつくば」によるツーリングが行われ、スズキ『フロンテ』やフェラーリ『ディーノ』など40台近くの旧車などがワインディングロードを楽しんだ。

バックヤードつくばが長年、土浦市や水戸市で行ってきた旧車イベント「昭和のくるま大集合」がコロナ渦などで休止状態となっていたが、2023年に「特別編」として稲敷市などで復活。以来、春と秋に同様のミーテングを開催しており、今回は今後のイベントをより良いものにするため旧車仲間の親睦を深める目的でのツーリングとなった。

参加したのは360ccのフロンテや、観音開きのトヨタ『クラウン』、シングルナンバーの日産『サニー』バン、丸型2灯のいすゞ『ベレット』、スバル『アルシオーネ』、マツダ『サバンナRX-7』など40台近く。フェラーリディーノやフィアット『アバルト750』レコルトモンツァ ビアルベーロといった超希少車も加わり、中身の濃い集まりとなった。

コースは、土浦市内のショッピングセンターを出発し、筑波山の東側を走るフルーツラインを北進。途中、笠間芸術の森公園駐車場に集まってのミーティング後、さらにカントリーロードをドライブして道の駅かつらに至るという、変化のある約64km。

コースには2つの峠もあり、白煙を上げるホンダ『ステップバン』やふわりとロールするシトロエン『GS』、優雅なMG『YA』にトヨタ『センチュリー』、軽快なホンダ『S600』など、それぞれに特徴のある排気音を奏でながら駆け抜けて行った。今回はプライベートで参加したというモータージャーナリストの片岡英明さんは今や希少車となったホンダ『e』を持ち込み、「結構軽快で楽しいです」とにこやかだった。

主催したバックヤードつくばの石川敦美さんは、数ある愛車の中から4代目のトヨタ『クラウン』で参加。こちらも「ハードトップ2600スーパーサルーン」というレアなモデルだ。ドライブはトラブルもなく終了し、「皆さん笑顔で帰路に就き、喜んでいただいたようなので今後も続けていく予定です」と話していた。

尚、こうした車両が集まる「昭和のくるま大集合 特別編」は今年11月、江戸崎で開催予定という。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る