高出力コラムアシスト電動パワーステアリング、上海モーターショー2025で公開へ

ネクステアのロゴ
ネクステアのロゴ全 1 枚

ネクスティア・オートモーティブは、新開発の高出力コラムアシスト電動パワーステアリング(HO CEPS)を発表した。ステアリングアシスト能力を110Nmまで拡大したことで、従来のCEPSでは対応が難しかったより大型で重量のある車両にも適用が可能となる。

具体的には、通常デュアル・ピニオンやエントリー・レベルのラック・アシストEPSを必要とする車両まで対応範囲が広がった。

この技術革新により、自動車メーカーは様々な車種や市場において、性能、コスト、開発スピードのバランスを最適化できるようになる。ネクスティアの包括的なステアリング・ポートフォリオは、シングル・ピニオン、デュアル・ピニオン、ラック・アシストEPSの高出力バージョンを含み、多様な車両ニーズに対応可能だ。

さらに、同社のポートフォリオにはモジュラーEPS、高可用性EPS、ステア・バイ・ワイヤと後輪操舵などの先進技術も含まれている。これらの技術を組み合わせることで、自動車メーカーは性能、安全性、適応性を高めることができる。

ネクスティアの社長兼最高技術責任者のRobin Milavec氏は、「当社は自動車メーカーがモビリティの未来を予測し、それに適応できるよう支援している」と述べ、同社の技術革新が業界のリーダーシップを強化していることを強調した。

HO CEPSは4月23日に中国で開幕する「上海モーターショー2025」で初公開される予定だ。この新技術の導入により、ネクスティア社は自動車業界の変革を牽引し、より安全で環境に優しい次世代モビリティの実現に貢献していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  2. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  3. タイプRとホンダウイング、ホンダ公認の保冷ボトルホルダー2種が登場…夏のドライブやツーリングのお供に
  4. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る