ジムニーでサーキットを駆けた男がアウトランダーPHEVで“音の世界”にハマるまで[car audio newcomer]by EPIC 前編

ジムニーでサーキットを駆けた男がアウトランダーPHEVで“音の世界”にハマるまで[car audio newcomer]by  EPIC 前編
ジムニーでサーキットを駆けた男がアウトランダーPHEVで“音の世界”にハマるまで[car audio newcomer]by EPIC 前編全 9 枚

以前はスズキ『ジムニー』をローダウンしてサーキット走行を楽しんでいた増戸さんだったが、三菱『アウトランダーPHEV』への乗り換えを機会にオーディオの高音質化に魅了されて行く。埼玉県のEPICと出会って、パワーアンプ、DSPをシステムアップしてサウンドの向上を実施。

◆ジムニーを使ってサーキット走行に熱中
好きなオーディオとは距離を置く時期もあった

現在の愛車であるアウトランダーPHEVで本格的なオーディオインストールをスタートさせた増戸さんだが、実は若かりし頃にはカーオーディオに凝っていた時期もあったという。

「若い頃からクルマもオーディオも好きでした。オーディオは兄の影響でユニットを譲ってもらって当時の愛車に取り付けたりしていました。しかし徐々にサーキット走行に興味が移っていってオーディオから少し離れた時期もありました」

そこから増戸さんは一気にサーキット走行やチューニングの世界に目覚めることになる。しかもかなり特殊な車両をベースにしたマニアックなモータースポーツに熱中することになる。

「その頃、ジムニーを買ってローダウンしてサーキットを走るようになっていました。サーキット走行ではあまり似つかわしくないジムニーをベースにしたのはFRレイアウトであること、エンジンが縦置きだったことが気に入ったんです。しかし車高も高いジムニーなのでいくらローダウンしたとは言え、走行時には常に横転との戦いでした」

過酷なサーキット走行を通じてエンジンは何度も壊して再生を繰り返す。しかしジムニーでサーキットを走る醍醐味は他では味わえないものとして増戸さんを魅了していく。

「ジムニーはサーキットメインの仕様にしていたんですが、オーディオも好きなので、スピーカーだけは交換していました。カロッツェリアのTS-Z900PRSが出たときには取り付けて3ウェイを試したりして、オーディオの楽しみも細々と残していたんです」

◆サーキットを卒業してオーディオに注力
アウトランダーへの乗り換えでその思いは加速する

その後、ジムニーでのサーキット走行に一区切りを付けることにした増戸さん。しかしクルマ好きの増戸さんなので、普通にクルマに乗っているだけでは耐えられそうにも無く、今度は気になっていたオーディオに本格的に注力することになる。

「元々オーディオは好きだったのでジムニーでのサーキット走行を卒業したのは良い機会だと思って本格的にやってみようと思ったんです。その時に今乗っているアウトランダーPHEVに乗り換えたんです。初速も速いし燃費も良い、4WDだし良いクルマなんです。気に入ったクルマに音の良いオーディオを組みたくなって、プロショップでのインストールを始めることにしました」

まずはスピーカー交換からスタートする。PRSでフロント3ウェイを経験していた増戸さんだったので「いずれは3ウェイにするのが目標」としてオーディオを再開したものの、まずは手はじめとして2ウェイからスタートすることにしている。

「スピーカーはブラムのシグネーチャーの2ウェイを選びました。今とは別のショップで取り付けてもらって、しばらくは満足して聴いていたんです。でも、もっと良い音にしたくなってどうしたら良いのかを考え始めたら止まらなくなってしまいました」

◆イベントでショップ製作の車両を試聴して
そのリアルサウンドに感銘を受けて製作を決定

アウトランダーの高音質化をプランしていく中で、取り付けショップを探し始めた増戸さん、さまざまなプロショップがあることを知って、どこでオーダーするかをセレクトしていく。

「そんな中で、YouTubeで見かけたEPICが気になったんです。ちょうど昨年、同ショップが埼玉の越生でイベントを開催していたので、そこに出向いて製作したクルマを試聴させてもらいました。すると、そのサウンドがすごくリアルで良かったんです。すぐに直感で“ここに任せたい!”と思いました。カーオーディオのイベントに行くのは初めてだったんですが良い刺激をもらいました。いずれはイベントに出てみたいと思ったのもこの時の経験が大きいです」

まもなくしてEPICを訪れて高音質化の相談を始めた増戸さん。システムアップの方向性などを綿密に打ち合わせした結果、現状のスピーカーはそのまま利用しつつパワーアンプの追加、DSPの追加、さらにはDAPを導入をメニューとして設定した。

「今使っているスピーカーのポテンシャルを最大限に引き出すのがシステムアップのテーマになりました。DSPにはminiDSPを選びました。またパワーアンプは妥協したくなかったのでクオリティの高いモスコニのZERO4を用いることにしたんです」

信頼の置けるプロショップでのシステムアップを開始した増戸さんと愛車のアウトランダーPHEV。お気に入りの愛車がどこまで高音質化するのかを楽しみにシステム選び&インストールが始まった。次回の後編ではサウンドの進化や、オーディオを充実させた事によるライフスタイルの変化について紹介して行くこととしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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